敏感肌の方こそボディソープ選びにこだわって
繰り返す乾燥で肌が荒れたり、季節の変わり目や体調の変化で一時的に肌がゆらいだりする敏感肌。敏感肌は肌トラブルが起こりやすいため、肌を労わりながら汚れを落とすことが大切です。肌にうるおいを与えるボディクリームやボディオイルだけでなく、肌の汚れを落とすボディソープもこだわって選びましょう!
今回は医師監修のもと、敏感肌のボディソープの選び方を解説!また、LIPSがおすすめする敏感肌向きのボディソープもご紹介します。
【皮膚科医監修】敏感肌のボディソープの選び方
敏感肌の方がボディソープを選ぶときにチェックしたいことは、以下の6つ。
- 穏やかな洗浄力
- 保湿成分配合
- 泡立ちの良さ
- 気になる成分が無添加
- 弱酸性または低刺激性
- ニキビ予防効果
6つのポイントについてそれぞれ解説します。
①洗浄力が穏やかなもの選ぶ
敏感肌の方は、肌に必要なうるおいを守り、肌への刺激を抑えながら汚れを落とせる洗浄力が穏やかなボディソープを選びましょう。以下の洗浄成分をメインとするボディソープは、比較的洗浄力が穏やかです。
- アミノ酸系(成分名に「グルタミン酸」「アラニン」「グリシン」などを含む)
- ベタイン系(成分名に「ベタイン」を含む、「ココアンホ酢酸Na」など)
- グルコシド系(成分名に「グルコシド」を含む)
洗浄力が強すぎるものやピーリング作用があるものは、敏感肌には刺激になることがあるため注意しましょう。
監修者
みずほクリニック小松 磨史
②保湿成分配合のものを選ぶ
乾燥は肌荒れの原因となります。特に乾燥による敏感肌の方は、洗浄時の肌の乾燥を抑えられる保湿成分が充実したボディソープを選びましょう。
- セラミド
- グリセリン
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- シア脂(シアバター)
ボディソープに上記をはじめとする保湿成分が配合されていると、洗い上がりの肌が突っ張りにくくなると期待できます。
高保湿タイプのボディソープを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考に。
③泡立ちの良いものを選ぶ
敏感肌の方は身体を洗うときに、肌をゴシゴシと擦らないようにすることも大切です。摩擦による肌への刺激を軽減するためにも、泡立ちの良さを特徴とするボディソープを選びましょう。泡が濃密であるほど、肌への摩擦負担を減らせます。
泡立てが苦手な方には、泡で出てくるタイプのボディソープがおすすめ。泡立てる手間を省けるため、時短も叶います!
【敏感肌向けボディソープの選び方④】気になる成分が無添加のものを選ぶ
香料やアルコール、防腐剤など、一部の成分は敏感肌の方にとって刺激になる場合があります。もちろん、香料やアルコールなどを配合したもの全てが敏感肌の刺激になるわけではありません。気になる方は、無添加にこだわったボディソープを選びましょう。
「無添加」と謳うボディソープには、容器にどの成分が不使用なのか記載されています。購入前によくチェックしてみてください。
監修者
みずほクリニック小松 磨史アルコールには、脱脂作用がありますのでこれを含むボディソープを使用することで、皮脂が皮膚面からなくなり乾燥を招きます。乾燥状態になることで、敏感肌の方は、炎症を起こしやすくなるなど肌トラブルの原因となりますので、アルコールフリーのボディソープを選ぶようにしましょう。
【敏感肌向けボディソープの選び方⑤】弱酸性・低刺激性ものを選ぶ
健やかな肌は、弱酸性です。肌は洗浄すると一部の皮脂を失うため、一時的にアルカリ性に傾き敏感な状態になります。これが肌荒れを招く要素となるのですが、弱酸性のボディソープを使えば肌がアルカリ性に傾くことなく、健やかな状態をキープできます。
また、「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」などと記載された低刺激性のアイテムにも注目を。全ての方に刺激やアレルギーが起こらないわけではありませんが、敏感肌の方でも使いやすいでしょう。
【敏感肌向けボディソープの選び方⑥】ニキビ予防したい方は有効成分配合の医薬部外品を選ぶ
ニキビ予防をしたい敏感肌の方は、ニキビを防ぐための有効成分を配合した医薬部外品の薬用ボディソープを選びましょう。抗炎症作用のある成分や殺菌成分など、アイテムによって用いられている有効成分は異なります。
また、ニキビ予防ができるボディソープも、肌のうるおいを守りながら洗える適度な洗浄力のものを選ぶことが大切です。
ドラッグストアで取り扱いあり!敏感肌向けブランド
ボディソープ選びに迷ったら、敏感肌用ボディケアアイテムが充実したブランドから選ぶのも1つの手。以下の5ブランドは多くのドラッグストアなどで取り扱っており、身近な店舗で購入できます。
- MINON(ミノン)
- Curel(キュレル)
- CareCera(ケアセラ)
- NOV(ノブ)
- yuskin sisora(ユースキン シソラ)
上記は長きにわたり敏感肌用アイテムをつくっていたり、歴史ある製薬会社が手がけていたりするブランドです。ボディソープを選ぶときにはぜひチェックしてみてください。
敏感肌・乾燥肌必見!ボディソープで身体を洗うときのポイント
ボディソープ選びも大切ですが、敏感肌や乾燥肌の方は特に身体の洗い方にも気をつけましょう。
身体を洗うときのお湯の温度は、人肌程度のぬるま湯(36度~37度くらい)が最適。肌に必要なうるおいまでも洗い流さないようにするには、使うボディソープだけでなく、ぬるま湯に設定することも大切です。
十分な量のボディソープをしっかり泡立てたら、手のひらで肌を優しくなでるように泡をなじませて洗いましょう。洗う順番は、皮脂が多い以下の部位が先。
- 脇
- 胸
- お腹
- 足の指の間
上記の部位を洗ったら、皮脂が少なく乾燥しやすい腕・足を洗いましょう。
全身をしっかりすすいだら、お風呂上がりにはタオルを優しく肌に押し当てて水気をとりましょう。そのあと、ボディクリームなどを使用して、なるべくスピーディーに保湿してください。
自分に合ったボディソープで肌を労わろう♡
今回は、敏感肌の「ボディソープの選び方」や「おすすめボディソープ」、「ボディソープで洗うときのポイント」などについて詳しく解説しました♡敏感肌の方は、自分の肌に合ったボディソープで、肌を労わりながらきれいにしましょう!
ぜひ、この記事を参考にして自分にピッタリのボディソープを見つけて活用してみてください。
ボディソープの最新人気ランキングをチェックしたい方は、こちらをご参考に!
ボディソープの中でも、角質を剥がすようなピーリング作用を持つ成分を含むタイプのものは、敏感肌の方にはお勧めできません。皮脂は皮膚のバリア機能をも担うため、除去しすぎにも注意が必要です。