クレンジングバームとは?毛穴の黒ずみ悩みにおすすめの理由
クレンジングバームとは、オイルを固形にしたクレンジングアイテム。肌の上で伸ばすと体温で溶け、やわらかいテクスチャーに変化するのが特徴です。
リキッドタイプやジェルタイプなど数あるクレンジングアイテムのなかでも、洗浄力が高いものが多いクレンジングバーム。
オイルのようになめらかなテクスチャーに変わることで、肌にしっかりと密着し、メイク汚れや毛穴汚れを落としてくれるアイテムです。
クレンジングバームは「つまり毛穴」のケアが得意
毛穴悩みにはいくつか種類があり、毛穴が目立って見える原因はさまざま。毛穴悩みの種類によっては、クレンジングバームによるケアでは効果を発揮できない場合もあります。
- つまり毛穴:皮脂・古い角質が角栓となって毛穴にたまる状態。酸化すると黒ずんで見える。
- たるみ毛穴:肌のハリの低下によって毛穴を支えきれなくなり、毛穴が開いて見える状態。
- 開き毛穴:過剰な皮脂によって毛穴が開いている状態。
油分を多く含むクレンジングバームは、メイク汚れや皮脂と相性抜群。メイクだけでなく、毛穴汚れもオフするクレンジングバームは、「つまり毛穴」をケアするのに適しているアイテムです。
クレンジングバーム以外にも、毛穴クレンジングを見たい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子
クレンジングバームの選び方
クレンジングバームは、アイテムによってそれぞれに特徴があり、効果や使用感が異なります。毛穴悩みの原因に注目し、目的に合ったクレンジングバームを選びましょう。
洗浄力で選ぶ
クレンジングバームは他のクレンジング剤に比べると洗浄力が高いものが多いですが、含まれている油性成分の種類によって、洗浄力が異なります。そのため、肌質や目的に合った"洗浄力"で選ぶと良いでしょう。
汚れをスッキリと落としたい方は洗浄力の高いものを、肌負担が気になる方は肌への刺激が少ないものを選ぶのがおすすめ。
成分で選ぶ

毛穴悩みの種類や原因によって"成分"で選ぶのもおすすめ。角栓の元となる角質のケアをするものや、皮脂を吸着する効果があるものなど、種類はさまざまあります。
毛穴の詰まりに悩んでいる方は、皮脂を吸着する効果があるものを選ぶのがおすすめです。海泥などのクレイ成分や炭の成分は、毛穴に詰まる汚れを吸着する効果があります。
毛穴の黒ずみのお悩みには、ビタミンC誘導体などの成分が含まれているものが効果的です。古い角質の蓄積や角栓、乾燥といったトラブルの原因から肌を守り、健やかで美しい状態に整えてくれる効果も期待ができます。
また、保湿成分が配合されたクレンジングバームもあるので、毛穴や肌の状態をよく観察し、より効果的なものを選びましょう。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子肌状態以外にも、季節によって成分をチェックするのもおすすめです。
乾燥しやすい秋冬は保湿成分配合、皮脂分泌が多い夏はクレイや炭が配合されたものなど、その時の肌状態と環境を考慮して選ぶようにしましょう。
テクスチャーで選ぶ

肌の上で伸ばすと体温でとろけるクレンジングバームですが、テクスチャーにはいくつか種類があります。
毛穴の詰まりが気になる方は、スクラブが入ったタイプもおすすめ。スクラブが古い角質や毛穴に詰まった汚れをかき出します。
敏感肌の方は、やわらかく伸びのよいタイプを選ぶのがおすすめです。
伸びの良いものは肌あたりが良いだけでなく、肌の上で伸ばす時間を短縮できるため肌への負担を減らすことができます。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子伸びの良さは肌への摩擦を減らせるので、敏感肌の人は特に注目しておきたいポイントです。
クレンジングは店頭で使用感を試すのは難しいアイテムですので、SNSや公式サイトなどを活用して確認してみるのもおすすめです。
用途・使い勝手で選ぶ
クレンジングバームは、用途や使い勝手で選ぶと良いでしょう。
W洗顔不要タイプのクレンジングバームは、敏感肌の方や時短をしたい方におすすめ。何度も洗浄することで肌に負担がかかりやすくなるため、肌負担を少なくしたい方はW洗顔不要タイプがぴったりです。W洗顔不要タイプは、肌への負担を減らせるほか、スキンケアの時間を手早く済ませることもできます。
まつエクをしている方のなかには、普段"クレンジングオイル"の使用を避けている方もいるはず。クレンジングバームの中には、まつエクにも使えるタイプのクレンジングバームもあります。まつエクをしている方は、「まつエク使用OK」などと表記されたアイテムを選ぶのがおすすめです。
クレンジングバームの正しい使い方は?
クレンジングバームを正しく使うことで、肌に負担をかけず、メイクや毛穴汚れをきちんとオフすることができます。正しい使い方を押さえておきましょう。
①顔や手は乾いた状態からスタート
クレンジングバームを使うおすすめのタイミングは、顔や手が濡れていない"入浴前"!
クレンジングバームの多くは、水を含ませずに使います。濡れた手で容器の中のバームを触ると、雑菌が繁殖したり、洗浄力が落ちてしまう可能性があるので要注意。クレンジングバームの効果を十分に発揮させるため、顔や手は濡らさず乾いている状態で使いましょう。
アイメイク・リップメイクなどのポイントメイクは、クレンジングバームを使う前に、ポイントリムーバーでオフしておくのがおすすめ。ポイントメイクをクレンジングバームで落とすと、しっかり落とすために何度も目の周りをこすってしまい、肌に負担がかかる可能性があります。
②1回に使う量は、スパチュラ1杯分より少し多めがベスト
ほとんどのクレンジングバームはジャータイプの容器に入っていて、スパチュラが付属されているものが多いです。1回で使う量の目安は、スパチュラ1杯分か、それよりも少し多めがベスト。
たっぷり使うことで厚みが出て、摩擦による肌への負担を減らすことができます。
③バームがオイル状になるまで手のひらで温める
クレンジングバームはいきなり顔に乗せずに、手のひらで温めてオイル状にしてから使います。顔に馴染ませる際は、指が直接肌に触れないぐらいの力加減でやさしく馴染ませると◎
毛穴の黒ずみなどの毛穴悩みが気になる部分は、左右の指のはらを使ってやさしくくるくると馴染ませます。
④ぬるま湯を足して乳化させる
メイクが浮いてきたら、ぬるま湯を少量混ぜて馴染ませます。クレンジングバームの色が白っぽく変化したら、乳化された証拠。乳化させることで、クレンジングバームを洗い流しやすくなります。
乳化されたのを確認したら、十分にすすいで洗い流しましょう。
乳化のやり方を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
⑤あまり時間をおかずに洗い流す
クレンジングバームは洗浄力が強いため、肌に乗せている時間が長いと肌に負担をかけてしまう場合があります。肌への負担を減らすために手早く洗い流し、できるだけクレンジングの時間を短く済ませることが大切です。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子バームタイプは液状のクレンジングオイルに比べて固まりやすいため、洗い流す際は水ではなく必ずぬるま湯を使ってやさしく流すようにしましょう。
毛穴ケアに効果的なクレンジングバームで"つるつる小鼻"を手に入れよう!
クレンジングバームは毛穴ケアにおすすめのアイテムですが、商品によって得意な毛穴悩みの種類が異なります。自分の毛穴悩みに合ったクレンジングバームを使い、毛穴汚れをすっきり落としましょう。
また、毛穴汚れをオフする成分だけでなく、保湿成分や使い心地にもこだわりたいところ。自分の毛穴悩みの原因に合ったお気に入りのクレンジングバームを見つけて、つるつる美肌を手に入れましょう。
クレンジングバームのランキングを見たい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子オイル成分が中心のクレンジングバームは、以前はすっきりした洗い心地のものが多くありましたが、今では美容成分が配合されたものや質感など、バリエーションも増えてきました。
つるんとした美肌作りのアイテムとして、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
クレンジングバームは皮脂汚れとの相性だけでなく、肌に密着感のあるテクスチャーも特徴的です。
メイクや汚れをしっかり落としたいときにも活躍してくれます。