そらまる on LIPS 「 📖 成分の知識 📖 🔶 成分表示のQ&A 🔶 ..」

📖 成分の知識 📖 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 🔶 成分表示のQ&A 🔶 ☑️ 同じ成分なのに化粧品と医薬部外品で名前が 違うのはどうしてなのか。 ☑️ INCI(インキ)名とは。 ☑️ 無香料と表示されている化粧品から匂いがする のはどうしてなのか。 ☑️ 表示しなくてもよいキャリーオーバー成分とは どんな成分なのか。 ✴️ 〇〇無添加/〇〇フリーだから安心は誤解？？ ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ Q. 同じ成分なのに化粧品と医薬部外品で名前が 違うのはどうしてなのか。 A. 化粧品の表示名称は原則としてINCI(インキ)名と 呼ばれる国際的な成分名をそのまま和訳した形で 命名されます。 それに対して医薬部外品は国内の公定書である ｢医薬部外品原料規格｣に収載されている名称や、 各メーカーが国に申請した際の成分名を表示する ことになっています。 これらはそれぞれ独自に命名されるため同じ成分 でも別の名称になってしまうことがある。 🔸 化粧品の表示名称 🔸 化粧品の業界団体である日本化粧品工業連合会(粧工連) によって決められた｢化粧品の成分表示名称リスト｣の 名称を使用する。 🔸 医薬部外品の表示名称 🔸 ｢医薬部外品原料規格｣に収載されている成分名など、 国に承認された申請書に記載されている名称(または 認められた簡略名)を使用する。 ⏬ 表示名称が異なる成分の例はコチラ ⏬ ˙˚ʚ https://lipscosme.com/posts/3098469 ɞ˚˙ ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ Q. INCI(インキ)名とは。 A. INCI名とは米国の世界的な化粧品業界団体である PCPC(Personal Care Products Council/米国パー ソナルケア製品評議会)の国際命名法委員会が、 化粧品原料国際命名法(INCI/International Nomen clature of Cosmetic Ingredients)というルールに 基づいて作成した化粧品成分の国際的表示名称の こと。 日本の成分表示名称は原則としてこのINCI名をもとに 命名されていますが、特に植物を由来とする成分は ｢学名｣をもとに名前がつけられることが多いため、 一般の人にはなじみがなく、分かりにくい名称に なってしまいます。 ＜ 例 ＞ 🐈 : 表示名称 🐈‍⬛ : INCI名 🐈 : アルガンオイル 🐈‍⬛ : アルガニアスピノサ核油 🐈 : チアシードオイル 🐈‍⬛ : サルビアヒスパニカ種子油 🐈 : パッションフルーツエキス 🐈‍⬛ : クダモノトケイソウ果実エキス 🐈 : ルイボス葉エキス 🐈‍⬛ : アスパラサスリネアリス葉エキス 🐈 : ローズヒップエキス 🐈‍⬛ : カニナバラ果実エキス など表示名称からは成分が想像できないものも 数多くあります。 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ Q. 無香料と表示されている化粧品から匂いがするのは どうしてなのか。 A. 無香料というのは、あくまでも｢商品に匂いをつける 成分として香料が含まれていない｣という意味です。 香料が配合されていなくてもその化粧品に使用される 油分や保湿剤などの原料にはそれぞれの匂いがあり、 その匂いがわずかに感じられる場合があります。 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ Q. 表示しなくてもよいキャリーオーバー成分とは どんな成分なのか。 A. キャリーオーバー成分とは全成分表示に記載する 義務がない成分のこと。 キャリーオーバーは｢持ち越す｣という意味で原料の 製造過程において品質を保つために添加されたり、 残留物として残っていたりする可能性のある微量 成分を指します。 このように原料に元々含まれ、化粧品製造販売業者 (メーカー)が意図しない成分には必ずしも表示義務 はないということ。 ただし、表示しなくてもよいのは化粧品の品質、 安全性にすべての責任を負うメーカーが｢製品に影響 を及ぼさない｣と判断した場合のみ。 〇〇無添加/〇〇フリーという場合には、たとえ キャリーオーバー成分であっても〇〇に相当する 成分が含まれていてはいけないことになっています。 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ ✴️ 〇〇無添加/〇〇フリーだから安心は誤解？？ 1980年に厚生省(現厚生労働省)によって指定された 102種類の成分を｢使う人の体質によっては、ごくまれ にアレルギーなどの肌トラブルを引き起こす恐れが ある｣として、化粧品に配合するときは表示指定成分 としてパッケージへの表示をする義務がありました。 しかし新しい成分が次々と開発され、化粧品に配合 されるようになったにもかかわらず表示指定成分の リストは一切見直しをされることなく2001年4月 からの全成分表示制度の導入とともに廃止されました (医薬部外品については現在も香料を含めた140種類の 表示が義務化されています。) これにより成分の安全性についてはメーカーの 自己責任となりました。 何かが無添加であれば｢〇〇無添加｣、｢〇〇フリー｣ などと表現することができますが、102種類の成分を 添加していない、ということで無添加化粧品を アピールするメーカーも多いようです。 化粧品は本来副作用が少ないものとはいえ、すべての 人の肌に合うわけではありません。 安全性が高い保湿剤と考えられているBGでさえ近年 では皮膚トラブルの報告があります。 ｢旧表示指定成分フリーだから安心！｣｢無添加100%！｣ などというキャッチコピーには要注意。 旧表示指定成分以外にも皮膚トラブルを起こしやすい 成分はまだたくさんあります。 成分表示をちゃんと見て自分の肌に合ったものを 選ぶことが大切です。 〇〇無添加/〇〇フリーだから安心！と思わず、 安全性は自分でチェックしましょう！！ ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ ⏬ 旧表示指定成分リスト No.001~050 ⏬ ˙˚ʚ https://lipscosme.com/posts/3115514 ɞ˚˙ ⏬ 旧表示指定成分リスト No.051~No.102 ⏬ ˙˚ʚ https://lipscosme.com/posts/3123925 ɞ˚˙ ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ #医薬部外品 #化粧品 #無香料 #無添加 #成分