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ベース成分③界面活性剤|アニオン 🩵アニオン界面活性剤とは 水に溶けると親水基が陰イオン（ー）になる界面活性剤 洗浄が得意で、シャンプー、ボディソープ、石鹸などに含まれます 🩵化粧品においては ⚫︎乳化・分散・洗浄 ⚫︎泡立たせるのが得意 ↓ 〖洗浄〗界面活性剤による洗浄の仕組み 皮脂やメイクなどの油性成分は水では落ちません。これを親水基も親油基も併せ持つ界面活性剤が包み込み、ここに乳化（水をなじませる）することで今度は水と馴染み、浮いてきて水で洗い流すという仕組みなんです。なので乳化ってすごく重要な工程 顔に使う前提なので、食器用などより優しい設計になっています🥄 〖乳化〗 水と油を混ぜてもかき混ぜるのをやめたら元に戻りますよね。これが戻らない状態にするのを乳化といいます🥛 〖分散〗 乳化は液体同士が混ざり合うこと。分散は液体と粉のような形態が違うものが混ざり合うことを指します。 ココアの粉とミルクみたいな🥛🍫 粉が重たいと液体の中で沈んでしまったり、リキッドファンデやチークだと均一になってないと困りますよね！それが当たり前ですが…それも界面活性剤が頑張ってくれているんですね✨ 🩵アニオン界面活性剤の代表的なもの ⚫︎ラウレス硫酸Na 石油由来・植物由来がありますが成分表示は共通です 泡立ちが得意で石鹸カスも出ないのでシャンプーのよく使われます ⚠️よく入っていない方がいいと言われているのは✔︎ラウリル硫酸Na こちらは✔︎ラウレス硫酸Naなので間違い注意です ⚫︎ココイルグルタミン酸Na ココはココナッツのココ、つまりヤシ油由来🏝️これとアミノ酸の合成です。 “アミノ酸系“ってよく流行っているけれど、低刺激です。そのため子供用のシャンプーなどに使われます👧 洗浄力は優しめで洗い上がりもしっとり。 そして生分解性も高いという✨←好きポイント💓 弱酸性の洗浄物もこれが使われます。 合成するアミノ酸の種類で名前が変わります ✔︎グルタミン酸→ココイルグルタミン酸Na ✔︎アラニン→ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNa ✔︎グリシン→ココイルグリシンNa、ラウロイルグリシンNa ✔︎アスパラギン酸Na→ラウロイルアスパラギン酸Na ⚫︎石ケン素地・カリ石ケン素地 洗浄力の高い洗浄成分。アルカリ性で洗浄力も高いため敏感肌や乾燥肌には不向きかも… 石ケンについて次回投稿よてい📝 ⚫︎オレフィン（C14-16）スルホン酸Na サルフェート系が嫌われるようになり（硫酸系）代わりに入っていることもありますが、同じくらい刺激や洗浄力も強いというデータとサルフェート系よりも穏やかというデータがあります…😂 こんな感じで成分単体だけで見ると洗浄力の強さや刺激の強さは分かりますが、重要なの配合量や組み合わせなので一概に成分表だけ見ていいのか悪いのか分かりません。あとは、その人の頭の汚れ具合とかね😂めっちゃ皮脂とか出るし髪が汚れやすい生活環境にあるのに優しすぎるのも逆に洗えてないのはよくないと思います。 なので、自分はこれが合わないなぁ〜もしかしたらこの成分かなぁ🧐 変えてみようかな〜くらいでいいと思います。 もしかしたら強いけど低濃度ならいいって人もいるかもしれないし、優しいけど高濃度だと荒れるって人もいるかもしれません… 結論！成分がちょっと読めるくらいでは分かりません😂 でも個人的には生分解性の高いものや、残存が少ない物を選びたいなって思いました🧴 参考文献📚 - - - - - - - - - - - - - - - - - - 一般社団法人 化粧品成分検定協会、化粧品検定公式テキスト、実業之日本社、182頁、 - - - - - - - - - - - - - - - - - - かずのすけ・白野実、美肌成分事典、主婦の友社、239頁 - - - - - - - - - - - - - - - - - - #化粧品成分　#日本化粧品検定1級　#コスメオタク#コスメコンシェルジュ　#化粧品成分上級スペシャリスト #界面活性剤　#アニオン界面活性剤