きり子 on LIPS 「今回はかんっぜんに蛇足です ちょこっと書いたM2Uさんの曲『M..」

今回はかんっぜんに蛇足です ちょこっと書いたM2Uさんの曲『Magnolia』について布教するだけの雑談 割と長いので時間が余って仕方ない！って人はぜひどうぞ ----------------------------- 春の気配感じる3月から開花する大ぶりで華やかなマグノリア おばあちゃんが大好きで実家にシモクレンとハクモクレンがあったので私にとっても身近な花です 花言葉は「崇高」「威厳」「自然への愛」など かなり古くからある花なので「持続性」なんて花言葉もあります つぼみは現在も漢方として使われているそうです 花弁は肉厚で柔らかく、香りも華やかで上品 実は生花のマグノリアの香りはあんまり好きじゃないのですが、ハラハラと大きな花弁が落ちる様子はベールが落ちるようで個人的に好きだったりします 存在感のある花なので、今の季節なら咲いているところをすぐ見つけられそうですね さて、花の話はそこそこに前回ダイマした『Magnolia』のお話を… 台湾発の音ゲー『Deemo』 ストーリーは不思議な空間にピアノと共にいる黒い痩身の謎生物Deemoと、その空間に入り込んでしまった少女が出会い脱出のためにピアノを奏でて大木を成長させていく… といったものです 曲をプレイしていくとストーリーが進み、新たな楽曲が解禁されます 雰囲気もストーリーも素敵なのでおすすめ 『Magnolia』は初期のバージョンでの最終解禁曲、いわゆるボス曲の一つ M2Uさんがコンポーザーを務め、Guririさんが歌うこの曲、ピアノとヴァイオリンの旋律をアクセントにダブステ感の強い仕上がりとなっています ジャンルとしては「シンフォニック ダブステップ」…らしいです ほの暗い水面のような静けさとガツンとくるゴリゴリのリバーブが悲しみに荒れる心のようで耳に気持ちいいです 譜面はさすがのボス曲 発狂地帯がもりっとあります ちょっとの油断でコンボが途切れる、からの発狂が起きます…冷静にプレイ出来れば曲もノリやすいので、安定してる方ではあるのですが… そして歌詞を端的にまとめると『別離を迎え悲愴に暮れる』歌！ えっ！？最初に書いたマグノリアのイメージと違いすぎない？？？？ 思いますよね？私も最初そう思いました でも、よーく実家の木蓮を思い出してみると納得できました 前述した木蓮の散り様、確かに花弁が散る瞬間は見てて好きなのですがその過程と後がお世辞にも綺麗ではありません 花弁が大きいので茶色く変色し、萎れていくのがめちゃくちゃ目立つ！わかりやすい！特にハクモクレンはすごいです そして開き切って、やっとはらりと落ちれば傷が更に変色し、くちゃくちゃの花が地面を覆います 『ねぇ落ちて散り果てる私を見て』という歌詞、落ちて散っているのがマグノリアなのだとしたら… うーん…考えさせられるタイトルです、そして納得のタイトルです マグノリアという花の歴史も、花言葉もイメージですら知ったことか！とぶち壊して未練タラタラで執着し、落ちてしまった姿すらもまざまざと主張する歌…そんなん好きに決まってるやないかい！！！(クソデカ大声) 全世界のみんなー！！みてーー！！！これしゅごいのぉ！！！！ という経緯があって、花ごとお気に入りになったのでした✨ こういう、意識の革命を起こしてくるものがいっぱいあるからオタクはやめらんねーなぁ！ 以上、Lipsでするこっちゃないのは百も承知の蛇足でしたー👏