ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子
AJESTHE認定エステティシャン・AEA認定エステティシャンの資格を活かしエステティシャンとして15年の経験を経て、現在は健康・美容関連講師、化粧品をはじめとした美容商材のコーディネーターとして活動中。エステティシャン以外にもナチュラルビューティースタイリスト1級・医薬品登録販売者・化粧品成分上級スペシャリスト、健康管理士一般指導員などの資格を活かし、多くの方が「憧れ」に近づくために必要な情報を発信しています! 続きを読む
ボディシートの効果とは?
ボディシートは運動後や通勤など、日常生活でかいた汗のベタつきをケアできるアイテム。汗が気になるときに使うデオドラント・制汗剤はさまざまな種類がありますが、ボディシートは他のアイテムよりもコンパクトなので持ち歩きに便利なのが特徴です。シート状なので場所を問わず、サッと使いやすいことも魅力。
メントール入りで清涼感を得られるもの・パウダー配合でさらっとした仕上がりのものなど、さまざまな機能を備えた商品が販売されています。
全身の汗による臭いを目立たなくしたいときはボディシート・スプレー・ウォーター、脇汗や脇汗臭を抑えたいときはロールオン・スティックが◎ シーンに合わせてアイテムを併用し、使い分けるのがおすすめです。
以下の記事でデオドラント・制汗剤について詳しく紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。
- 監修者ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子
制汗・デオドラント効果があるのは【医薬部外品】のみ
汗のベタつきを拭き取るだけではなく汗や臭いを抑えたい場合は、防臭などの有効成分が配合された「医薬部外品」や「薬用」と記載されたボディシートを選びましょう。
医薬部外品とは、厚生労働省が効能を認めた有効成分が配合されている商品のこと。汗を拭き取り、臭いを香りで目立たなくさせる芳香を目的としたものは「化粧品」に分類されます。汗によるベタつきだけではなく、臭いが気になるときは購入前に「医薬部外品かどうか」をチェックしましょう。
汗を拭き取るだけなら化粧品のボディシートでも十分なものの、汗による臭いを抑えたいなら「制汗」「デオドラント」と記載された医薬部外品に分類されるものを使うのがおすすめです。
ベタつく汗をすっきり拭き取る!自分に合ったボディシートの選び方
ボディシートとひとことでいっても、種類はさまざま。ここでは、目的に合うアイテムを選ぶためにチェックしておきたいポイントを5つ紹介します。
①汗の臭いが気になるなら「デオドラント効果」の有無をチェック
汗を拭き取るだけではなく臭いケアも重視したいときは、デオドラント効果のある医薬部外品のボディシートを選びましょう。かいた直後の汗そのものには、ほとんど臭いはありません。しかし、皮膚の常在菌が汗や分泌された皮脂などをエサに、イヤな臭いのもととなる分解物を作ることで臭いが発生しやすくなります。
菌による汗の臭いを防ぎたいときは、防臭機能や「殺菌成分」が配合された医薬部外品のもの、汗の分泌を抑えてくれる「制汗」タイプがおすすめです。
- イソプロピルメチルフェノール
- ベンザルコニウム塩化物
- β-グリチルレチン酸など
- 焼ミョウバン
- パラフェノールスルホン酸亜鉛
- クロルヒドロキシアルミニウムなど
②スースーorさらさら?好みの使用感を選ぼう
ボディシートには、スースーとした清涼感が得られるメントール配合タイプや、さらっとした仕上がりのパウダー配合タイプなどがあります。使用感はタイプによってかなり違うので、使う場面や季節に合わせて選びましょう。
清涼感がほしいなら「メントール配合タイプ」
さっぱりとした爽快感のある使用感が好みの人は、メントール入りのボディシートがおすすめ。特にメンズ向けのアイテムは、クールな使用感が強めのものが多く展開されています。女性向けのアイテムでも「極冷」や「−3℃」などの表記がある商品は、爽快感がはっきりとしたものが多い傾向です。気温が高く、肌がベタつきやすい夏場のボディケアやシャワー代わりのリフレッシュタイムにも◎
ただし、メントールが配合されているタイプは使用直後はスースーするため、体感的に冷えてしまうことも。気温が低い秋冬時期に使う場合は、清涼感が控えめのものを選ぶのがベターです。
さらさら感がほしいなら「パウダー配合タイプ」
汗のベタつきが気になる人は、パウダー入りの商品かチェックして選ぶようにしましょう。パウダーが配合されたものは、ボディシートにベビーパウダーが付いているようなイメージで、さらっとした仕上がりが魅力。
パウダーが汗や皮脂を吸着し、さらさらした肌に整えてくれます。また、使用したあと汗によって肌がベタつくのを抑えてくれるため、長時間さらさら肌をキープしたいときにも◎
パウダー入りのタイプは「○○パウダーシート」という名称で販売されている商品もあるので、パッケージをチェックすると見分けやすいですよ。
③お風呂やシャワー代わりに使うなら大判シートをチェック
ボディシートは、シートの厚みや大きさが商品によって異なります。使いたい部位や目的に合わせて、優先したいポイントを絞って選ぶのがおすすめ。
お風呂・シャワー代わりで全身を拭きたい場合は「大判」と記載されているものを選ぶと便利。厚みのある大きなシートであればしっかり拭いてもやぶれにくく、1枚で広範囲の汗を拭き取りやすいのが魅力です。サイズ感がわかりにくいときは、パッケージに「大判」「厚手」と表示があるかチェックしましょう。
大判のボディシートは以下の記事でも詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
④顔に使うなら刺激が少ないものがおすすめ
ボディシートは首から下全体に使うボディケアアイテム。なかには、顔や頭皮まで使えるものや足などのパーツに特化した商品もあります。顔にも使いたい場合は「顔に使用可」の記載や、低刺激のものを選ぶのがポイント。商品が推奨している部位以外への使用は、肌荒れやかゆみなどの原因につながる可能性があるので避けましょう。
シートを顔に使う場合は、肌触りの良さ・配合されている成分・顔にも使えるかをチェックしてから使用するのが大切です。体よりも皮膚が薄い顔に爽快感のあるメントールが配合されたものや、ごわごわした肌触りのシートを使うと、肌刺激になることも。肌刺激になりやすい成分が配合されていないか、「天然コットン素材を使用」「やわらかシート」などの記載があるかパッケージをチェックしましょう。
- 監修者ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子
ボディも顔も大切な体の一部です。使用する部分にあったもの、適した品質のものを使うようにしましょう。
「1シーズンで使いきれないことが多い」という人は、1回分ずつ個包装になったものがおすすめです。
⑤いい匂いかも重要なポイント!好みの香りを選ぼう
ボディシートは香りの種類が豊富! 女性に人気のアロマ系やふんわりと清潔感のある石けん系の香りはもちろん、柑橘系やミント系の香りは仕事中のリフレッシュタイムにもぴったりです。爽やかでさっぱりとした香りは、汗をかきやすい男性でも使いやすいのが魅力。
- 石けん系:華やかで上品な香り
- アロマ系:ハーブやフローラルの落ち着いた香り
- ミント系:スーッとした清涼感のあるハーブの香り
- 柑橘系:果実のすっきりとした爽やかな香り
一方、香料が入っていない無香料タイプは香水を使う人や香りを目立たせたくないときにもおすすめです。肌のことを考え香料を配合していない商品は、皮膚がデリケートなときや敏感肌でも使いやすいのもポイント◎ 使用するシーンや好みに合わせて、自分が使いやすいものを選んでくださいね。
- 監修者ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子
一言で「ボディシート」といっても種類はさまざまですが、購入に迷ったら、外出先で自分が一番ケアしたい内容(香りやテクスチャー)で選ぶと決めやすいです。
また、使いきれずに次の年に持ち越すのは衛生上良くありませんので、1シーズンで使い切れる内容量であるかもチェックしておきましょう。
ボディシートの使い方のポイント
ボディシートを使うときは、やさしい力加減で拭き取りましょう。シートを効率的に使いたいときや使い方に悩んだときは、以下のポイントを参考にしてくださいね。
- 顔・次に首や脇の下・さらに身体の汚れやすい部分・最後に足の順番で拭く
- 拭いている途中でシートの汚れが気になりだしたら、裏返して使う
- 顔に使えるタイプでも、目のまわりなど皮膚がデリケートな部分は避ける
アルコールやメントールなどの爽快感のある成分を含むシートを使うときは、皮膚がデリケートな部分や粘膜に近い部分への使用は避けましょう。皮膚を強くゴシゴシとこすると、摩擦で肌を傷つけてしまう可能性も。シートを肌に密着させてから、やさしい力で汗や汚れを拭き取るのがおすすめです。
ボディシートに関するよくある疑問
ボディシートに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
メンズ用とレディース用のボディシートに違いはあるの?
メンズ用・レディース用のボディシートは、それぞれの肌の特徴に合わせたつくりになっています。男性のほうが皮脂分泌が多い傾向にあるため、メンズ用のボディシートは皮脂を拭き取り清涼感を与える機能のあるものが多く展開されています。
一方、男性よりも角質が薄い傾向にある女性向けは、やわらかいコットン素材でできたものや保湿成分が配合されスキンケア効果が期待できるものなど、やさしい使い心地の商品が多く販売されています。
男性向けのメンズボディシートは以下の記事でも詳しく紹介しているので、あわせてチェック!
- 監修者ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子
ボディシートの使い方の基本は「拭き取る」ため、どうしても摩擦が起こりがちになります。男女によって角層に厚みの差はありますが、角層はそこまで頑丈ではありません。力を入れすぎず、ボディシートで「撫でる」くらいの力加減で使用しましょう。
ボディシートは髪の毛にも使える?
ボディシートで髪を拭くことは可能ですが、髪の毛がゴワつく場合があります。パウダー入りのものは髪の毛が白っぽくなる場合も。髪や頭皮の汚れ・ベタつきが気になるときは、髪用シートを使うのがおすすめです。
特に髪や頭皮のベタつきが気になるときは、髪や頭皮に直接吹きかけてなじませるドライシャンプーがぴったり。洗い流す手間がかからないため手軽に髪や頭皮がすっきりし、持ち運びにも便利ですよ。
ドライシャンプーのおすすめアイテムは、以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
ボディシートの未開封・開封済みの使用期限は?
一般的にボディシートの使用期限は、開封後はワンシーズン・未開封で3年ほどが目安です。一度開封すると雑菌が繁殖しやすくなるので、見た目に問題がなくても品質が劣化し、肌荒れやかゆみなどが起こる可能性があります。
さらに開封後はシートが空気に触れることで乾燥しやすくなるので、開封後はワンシーズンで使い切るのがおすすめです。
汗の臭いをすっきりさせたら、香水でいい匂いをまとおう♪人気ランキングをチェック
気になる汗の臭いをすっきりとさせたあとは、香水で自分好みのいい匂いを楽しんでみませんか♪ 以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの香水をランキング形式で紹介しています。ぜひあわせてチェックしてくださいね。
クチコミを探す
新作コスメカレンダー
関連する記事
人気の記事ランキング
- 1
【最新版】【2024年最新】令和のギャルメイクのやり方!初心者必見のコツ・おすすめコスメ16選
りせな|197788 view
- 2
≪バレにくいけどかわいい≫スクールメイクのやり方|中学生・高校生におすすめのプチプラコスメも紹介
nimushi|197543 view
- 3
「ノーファンデメイク」で素肌美人!ノーファンデの利点からメイク法、おすすめアイテム20選まで
asuka|169922 view
- 4
眉毛を薄くするには?眉マスカラ・コンシーラーでのメイクのコツやハサミを使った切り方|脱色以外で薄くする方法も
いがらしあきと|157950 view
- 5
【初心者でも簡単】今どきナチュラルメイクのやり方。おすすめアイテムも紹介
nimushi|110505 view
外出先で汗をかいた時にサッと対処できるボディシートは、外出時の心強い味方になってくれるアイテムです。
成分や効果、香りやシートの質感など、自分が「心地いい」と感じることが大切。メントールなど爽快感があるものもありますので、使用シーンや気候に合わせて選ぶのがおすすめです。