ファンデーションで肌荒れする原因とは?

肌をなめらかに美しく整えてくれるファンデーション。ですがなかには、ファンデーションを使うことで肌荒れしてしまう方もいるでしょう。
そもそもなぜ、ファンデーションを使ったら肌荒れをしてしまうのか。主に、以下の5つが原因だと考えられます。
- 化粧品や成分が肌に合わない
- 肌が乾燥している
- ストレスやホルモンバランスの乱れなどの内的要因
- ニキビができる原因は油分の可能性あり
- ファンデーションを塗るツールが汚れている
① 化粧品や成分が肌に合わない
第一に、ファンデーションが肌に悪影響ということは考えにくいです。ただし、肌の状態や特徴は人それぞれ。同時にファンデーションとの相性も、使う人により左右します。
もしファンデーションを使うことで肌荒れしてしまった場合、そのファンデーション自体またはファンデーションに含まれている成分と肌との相性が悪かったことが原因です。
明確にどの成分が苦手だったのか知りたい場合は、該当のファンデーションを持参のうえ皮膚科に行き、医師に相談するといいでしょう!
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史
② 肌が乾燥している
肌が乾燥していると、カサカサするなど肌トラブルにつながることがあります。ファンデーションを塗った後も変わらず、肌が乾燥していると、肌に違和感を覚えることも。
ファンデーションを塗った後もカサカサしたりポロポロと粉吹きしたりする場合は、うるおいが足りないサインのひとつ。メイク前のスキンケアを入念に行いながら、保湿力のあるコスメを使い対策しましょう!
③ ストレスやホルモンバランスの乱れなどの内的要因
加齢によるターンオーバーの乱れや肌バリア機能の低下、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどの内的要因が肌荒れの原因のこともあります。
肌荒れが気になったときは、日頃の過ごし方やストレスを溜めていないかを振り返るのがおすすめです。
④ 油分が多いとニキビができる原因に
ファンデーションを使うことでニキビが気になり始める方もいるでしょう。ストレスや食生活などさまざまな原因が考えられますが、そのうちのひとつはファンデーションに含まれる油分です。
ニキビは、毛穴のなかに油分や余分な角質が溜まることでできる場合がほとんど。とくにリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは油分が多いため、毛穴に詰まりニキビの原因になることがあります。
オイルフリーのファンデーションや油分が少ないパウダーファンデーションを使用するのがおすすめです。
⑤ ファンデーションを塗るツールが汚れている
盲点なのは、ファンデーションを塗るときに使うスポンジやブラシです。既に使ったスポンジやブラシの内部には、ファンデーションや肌に付着していた皮脂が溜まります。それらのスポンジやブラシに残ったものを洗わずに放置していると、雑菌が繁殖する原因に。
雑菌が繁殖したメイクツールを使うのは、肌にそのまま雑菌を塗る行為と同じです...。肌荒れを起こさないためにも、清潔なメイクツールを使用しましょう!
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史ファンデーションを塗るツール(スポンジやブラシ)の内部には、ファンデーションだけでなく、肌に付着していた皮脂がどうしても溜まってしまいます。
それらを洗わずに放置していると、雑菌が繁殖して、ニキビや肌荒れの原因になりますので、十分に注意しましょう。
ファンデーションで肌荒れする人向けの選び方
摩擦などの刺激に敏感な肌質の方は、ファンデーションの選び方にも注意が必要です。肌荒れを防ぐためにも、正しい選び方を把握しておきましょう!
軽いテクスチャーのタイプを選ぶ
肌荒れしやすい肌の方は、肌負担感の少ないファンデーションを選ぶのが重要です。おすすめは、ふわっと肌にフィットするパウダーファンデーション!
パウダーファンデーションを塗る場合も、スポンジでスライドさせるように塗るのではなく、大きなブラシでふわっとのせるほうが肌負担感を抑えられます。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションが好みの方は、こってりしたテクスチャーのものではなくみずみずしいテクスチャーの商品がおすすめです。
保湿感にも注目!
乾燥は、肌荒れの原因のひとつです。そのため、肌が荒れやすい肌質の方はとくに、メイクしながら乾燥対策をしたいところ!
おすすめは、保湿成分が配合されているファンデーションです。セラミドやオリーブ核油などの保湿成分が配合されているかチェックしてから買うといいでしょう。また、テクスチャーがみずみずしい商品も、うるおい感があるためOK◎
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史ファンデーションに配合されている保湿成分として、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、スクワラン、植物由来のオイル(アボカドオイルやホホバ種子オイル)、アロエベラ葉汁などがあります。
それぞれ個々の肌質や体質により効果は異なるため、自分に合った製品を見つけることが最も重要です。
苦手な成分は避ける
一部の肌質の方は、アルコールや香料、着色料などの添加物が原因で肌が荒れてしまうこともあると思います。そのような方は、該当の成分が配合されていないファンデーションを選ぶのが重要です。
具体的にどの成分が苦手かイマイチわからない方は、皮膚科で医師に相談するといいですよ。
紫外線吸収剤(ケミカルタイプ)もチェック
化粧品に配合されている紫外線をカットする成分には、紫外線吸収剤(ケミカルタイプ)と紫外線散乱剤(ノンケミカルタイプ)の2種類があります。どちらかがいいというわけではないですが、肌が敏感な人のなかには、紫外線吸収剤(ケミカルタイプ)入りのコスメを使うことで肌荒れしてしまうこともあるようです。
肌が荒れやすかったり紫外線吸収剤に苦手意識がある方は、紫外線散乱剤しか配合されていないノンケミカルタイプを選ぶといいでしょう。
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史紫外線吸収剤(ケミカルタイプ)は紫外線を吸収する際に化学反応を起こし、その結果として熱を発生させます。この熱が肌に刺激を与え、肌荒れを引き起こす可能性があります。
特に敏感肌の方が使用すると、赤みやかゆみなどの症状が出る可能性がありますので注意しましょう。
肌荒れ時のファンデーションは避けるべき?ミネラルファンデなら安心なの?
肌荒れしているときや敏感肌の人に人気な、ミネラルファンデーション。ですが実は、ミネラルファンデーションが肌にいいわけではありません!
そもそもミネラルファンデーションとは、ミネラル(鉱物)で作られているまたは鉱物100%のファンデーションのこと。肌の密着感が軽やかで肌負担が少なめなところや、石鹸だけでもオフできるところがメリットです。
しかし、そもそも鉱物成分が苦手な方には不向きです。また、使用しているファンデーションパフが汚れていたりストレスなどの内的要因がある方も肌荒れしてしまうでしょう。
とはいえ、メーカーにもよりますが肌負担を抑えている商品が多いのも事実なので、肌荒れしているときのひとつの選択肢として見るのはおすすめです。
ミネラルファンデーションについてより詳しく見たい方は、ぜひ以下のページをご覧ください。
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史肌荒れの時にファンデーションを使用するかどうかは、肌の状態やファンデーションの種類によります。
肌荒れがひどい場合や、特定の化粧品によって肌荒れが引き起こされる場合は、その化粧品の使用を避けるべきです。
しかし、肌荒れが軽度である場合は、刺激の少ない成分や保湿効果のあるファンデーションを選び、慎重に使用するようにしましょう。
肌荒れしにくいファンデを使うときの注意点
肌荒れしにくいファンデーションは、カバー力が足りなかったり使い心地がイマイチだったりと、肌を労わることに重点を置いている分メイクとして気になるところがありがちです。そこで、肌荒れしにくいファンデーションを使用する際に気をつけたい点をご紹介します!
① ファンデが浮くときは『保湿と密着感を見直して!』
ファンデを塗った後、浮いて見えてしまう原因は肌の乾燥かファンデの厚塗りです。どちらの場合でも、ファンデーションがしっかりと肌に密着してくれず、浮いているように見えてしまいます。
そのため、ファンデーションを浮かせないためにはしっかりと密着させることが重要です。ファンデーション前のスキンケアを入念に行ったり、ファンデを一度に塗りすぎないようにしたりして対策しましょう!
それでも浮いて見える方は、保湿効果の高い化粧下地を仕込ませるのがおすすめですよ◎
② ファンデをするとかえって目立つときは『軽いメイクに変える』
肌荒れを隠そうと、ファンデーションをたっぷりと塗ってしまうこともあるかと思います。しかし、メイクの重ねすぎはかえって肌荒れが目立つ原因に...!
肌荒れしているときこそ、メイクを軽くすることを心がけましょう。おすすめは、パウダーファンデーションのみでさらっと仕上げること。隠したい部分のみコンシーラーを使えば、気になる肌荒れをカバーできます。
肌荒れだけでなく、色ムラやくすみも同時にカバーしたい方はリキッドファンデーションではなくコントロールカラーを使うという手もありますよ。
③ ファンデが合わないときは『BB・CCクリームにチャレンジ!』
ファンデーションでは肌負担感を覚えるデリケートな肌質の方におすすめなのは、BBクリームまたはCCクリームです!
そもそもBBクリームやCCクリームは、メーカーによって目的が左右するものの、ひとつのコスメで多くの機能を兼ね備えているという特徴があるコスメのことを指します。そのため、BBクリームやCCクリームを使うだけで、ファンデーションやスキンケアの効果を一度に堪能できるのが魅力。
ファンデを塗っても乾燥が気になったりファンデが浮いて見えたりする方は、使用するコスメを変えてメイクするのもおすすめです。
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史BBクリームとは「Blemish(傷) Balm (軟膏)Cream」の略称で、元々ドイツで皮膚科の施術後に、肌の傷を目立たなくカバーするために処方されていました。現在では、一本でスキンケアから下地・日焼け止め・ベースメイクなどをこなしてくれるコスメのことをBBクリームと呼んでいます。
一方、CCクリームは「Color Condition Cream」「Color Control Cream」などの略称で、肌色の補正や肌の質感を整える効果があります。
一般的にCCクリームはBBクリームよりもカバー力は弱くナチュラルな仕上がりになります。
トラブルがあったら使用中断!皮膚科に相談を
ファンデーションを使ってみて少しでも「おかしい」と感じたら、すぐに使用を中断しましょう!加えて、できるだけ早く皮膚科か美容皮膚科を受診することをおすすめします。
ファンデーションを購入する前に不安なときは、サンプルの利用やコスメカウンターでのタッチアップを活用すると◎購入前に肌との相性をきちんと確認できます!
デリケートな肌も肌荒れしにくいファンデーションでメイクを楽しんで♡
ファンデーションはメイクの土台だからこそ、肌に合っていないとその後のメイクにも影響すると思います...。だからこそ、肌がデリケートな方だからこそ合うファンデを使いましょう!
なかなか合うファンデーションが見つからない方は、原因を見つけるのが肝です。肌の乾燥やファンデーションに使用されている成分、ファンデを塗っているときに使っているブラシやスポンジなど、原因を特定すれば肌に合うファンデが見つかるだけでなく、肌荒れの予防ケアも期待できますよ◎
ちなみに、ファンデを塗るときに使うツールの洗い方に関しては以下の記事で確認できます!ぜひ合わせて確認してみてください。
監修者医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史元々、ファンデーションは肌荒れを起こしにくい化粧品の一つです。
肌荒れの原因が、ファンデーションの成分によるものの場合もありますが、ホルモンバランスや食生活の乱れ、洗顔やメイクの仕方に原因があることもあります。使用するスポンジやブラシの雑菌が原因であるかもしれないということも本記事にある通りです。
肌荒れが気になる人は一度しっかりと見直す良い機会としましょう。
![LIPS[リップス] - コスメのクチコミ検索アプリ](https://cdn.lipscosme.com/assets/lips_logo_full_2022-bc7b4bc9dd66035bc5696b0d16bc3d38a7be357186656c039e68cc4cf21ae675.png)








































ファンデーションで肌荒れが起きた場合、該当のファンデーションを持参して皮膚科に行き、医師に相談することをお勧めします。
ただし、診察の際は化粧せず、すっぴんで行くようにしましょう。化粧をしていると、医師が肌の状態を正確に把握することが難しくなり、適切な診断や治療が行えない可能性があるからです。