【保存】美白有効成分一覧|作用機序なども解説
お待たせしました!
ベース成分を経て、ようやく楽しいものになりそうです♡
みんな保存もよろしくお願いします♡
⚫︎なんでシミができるの?
〖通常のサイクル〗
紫外線にあたる
活性酸素が発生、ランゲルス細胞、免疫細胞、基底細胞までもがダメージを受ける
↓
メラノサイトに「メラニンを作れ」という指令が届く
↓
メラニンを生成。⛱️⛱️紫外線から守る。
↓
ターンオーバー(20代くらいまではおよそ28日)で剥がれ落ちる👋⛱️⛱️
日に焼けても元に戻りますよね?
これがどこか乱れるとシミになってしまうのです🙁
〖サイクルが乱れるとは〗
長時間の紫外線や強い紫外線、最近は猛暑ですが、暑いのもメラニンの生成を促します
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メラノサイトさんが頑張りすぎてしまうんです⛱️⛱️⛱️⛱️⛱️⛱️🔥⛱️⛱️・・・(メラニンの過剰生成が起きる)
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ストレスや年齢によりターンオーバーに時間がかかるようになる(ターンオーバーが乱れ)
↓
メラニンが上手く排出されず内部に蓄積されシミになることがあります
⚫︎美白有効成分の働き(参考書によって分け方は様々)
①メラニンの生成を抑制
メラノサイトがメラニンを作るのを阻害(チロシナーゼ酵素の活性を阻害、情報伝達物質をブロック)
②メラニン還元
メラニンを還元反応によって色が薄い別の物質にする
③メラニン分解・排出
メラニンがターンオーバーに乗って排出されるようにし蓄積を防ぐ
④メラニンが受け渡されるのを抑える
メラノサイトでできたメラニン色素が表皮基底細胞に受け渡されるのを防ぎ、メラニン蓄積と拡散を防ぐ
⚫︎美白有効成分とは
厚生労働省により「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」またはこれに類似した効能を表示することが認められた成分
(表示するためには指定効果濃度の配合が必要〖医薬部外品〗、それ以下またはそれ以上の場合は〖化粧品〗となる)
→医薬部外品認可を受けるには効果濃度の配合や、効果効能があること(成分がしっかり活きていることも含め)、指定の効果があるかテストをクリアし、その濃度と成分構成で製品化しなければならず、効くからと濃度を上げたら化粧品となってしまう。
ex)オバジの高濃度(と思われる)美容液はあえて医薬部外品ではないと言われています
⚫︎成分一覧
・医薬部外品名(化粧品成分名)【愛称】/成分の種類/認可年/ 申請会社名/働き
・リン酸L-アスコルビルマグネシウム(アスコルビルリン酸Mg )【安定型ビタミンC誘導体】/水溶性ビタミンC誘導体/1983年/ 武田薬品工業/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン産生抑制
・L-アスコルビル酸2-グルコシド(アスコルビルグルコシド)【安定型・持続型ビタミンC】/水溶性ビタミンC誘導体/1994年/資生堂、加美乃素本舗/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制作用
・リン酸 L-アスコルビルナトリウム(アスコルビルリン酸Na)【APS・安定型ビタミンC誘導体】/水溶性ビタミンC誘導体/カネボウ/メラニン産生抑制
・アルブチン(βアルブチン)/ハイドロキノン誘導体/1989/資生堂/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制作用
・プラセンタエキス/メラニン生成抑制
・カモミラET/1998/花王(特許有)/情報伝達物質エンドセリンの働きを抑制によるメラニン生成抑制
・コウジ酸/1988/三省製薬(コーセー、アルビオンにて採用されている)/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・エラグ酸/1996/ライオン/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・トラネキサム酸(m-トラネキサム酸)/1995に肌荒れ防止有効成分の申請by資生堂、2002に美白有効成分として申請by資生堂/メラノサイトの活性化をするプラスミンの働きを抑制
・4-n-ブゾルレゾルシン【ルシノール】/1998/ポーラ化成(特許有)/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・デクスパンテノールW【PCE-DP】/2018/ポーラ化成/メラニンの蓄積を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
・ニコチン酸アミド、ナイアシンアミド【D-メラノ、リンクルナイアシン】/ビタミンB3/2007に美白有効成分としての申請byP&G、2007にシワ改善有効成分として申請byコーセー/メラニンが表皮細胞に受け渡されるのを抑制
・アデノシンリン酸2Na【エナジーシグナルAMP】/2004/大塚製薬(特許有)/ メラニンの排出
・アスコルビン酸【活性型ビタミンC、即効型ビタミンC】ビタミンC/メラニンの生成抑制
・テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル【VC-IP】/油溶性ビタミンC誘導体/2007/日本ケミカルズ/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・3-Oエチルアスコルビン酸【VCエチル】/水溶性ビタミンC誘導体/2004/日本ハイボックス/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・4-メトキシサリチル酸カリウム塩【4msk】/2003/資生堂(他が真似できない状況)/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・リノール酸S【リノレックS】/2001/サンスター(特許有)/チロシナーゼ活性阻害によるメラニン抑制
・5,5′-ジプロピル-ビフェニル-2,2′-ジオール【マグノリグナン】/2005/カネボウ(特許有)/チロシナーゼ成熟抑制によるメラニン抑制
・トラネキサム酸セチル塩酸塩【TXC】/2009/CHANEL(特許有)/メラノサイトの活性化をするプラスミンの働きを抑制
ぜひ、これを保存してお買い物の役に立てていただけたら嬉しいです♡
あくまで医薬部外品としての美白成分
他にも化粧品として、効能として言い切ることはできないけれど美白作用のあるもの、○○エキスとか紹介します♡
参考文献
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小西さやか、日本化粧品検定1級対策テキスト コスメの教科書、主婦の友社、189頁
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かずのすけ・白野実、美肌成分事典、主婦の友社、239頁
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岡部美代治、正しく知る・賢く選ぶ 美容成分大全、ナツメ社、254頁
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一般社団法人 化粧品成分検定協会、化粧品検定公式テキスト、実業之日本社、182頁、
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