ポルトA 香水(ヘリオトロープ)の口コミ - 懐かしい甘い香りに癒される♪あの文豪も愛した！？香り！

懐かしい甘い香りに癒される♪あの文豪も愛した！？香り！ “ポルトA ヘリオトロープ” 香水を色々探しているときに偶然見つけたものです。 何故これが気になったかというと、 ヘリオトロープ： フローラルスウィートな香りが特徴です。すっきりと甘い、 バニラやベビーパウダーのような香りで、夏目漱石著の 「三四郎」の中にもでてきています。 という紹介文句があったから。 同じメーカーの他の香水は普通に香りの紹介がされて いるだけなのに、これだけは香りの説明もそこそこに、 夏目漱石の著作に登場した話。笑笑 (断念しましたが、)大学では夏目漱石を研究したい。と 常々言っていた私としては、気になったので取り寄せて みました。 存外小さなボトルで、届いた時はマニキュアかと思い ました。スプレータイプでもロールタイプでもない香水瓶は 初めてでしたが、化粧水のボトルのようだったので 逆さにして手首に少しつけてみました。 懐かしい、甘い香り。昔、母が持っていたバニラの香りの アロマキャンドルのような香りで、母の化粧台を思い 出しました。バニラのような、どこかでかいだ花の香りも するような。間違いなく言えるのは、この香水をつけて 歩いていたら、懐かしい香りがする人だと思われるだろう ということですね。和装の時などに良いかと。 それもそのはず、日本で初めて発売された香水の香りは このヘリオトロープの香りだそう。「三四郎」に登場した 香水はきっと、その香水でしょうね。 (さすがにポルトのものは当時のものそのままの香りでは ないと思います) 漱石もかいだ同じ香水が欲しいなと少し探しましたが 手に入らなそうだったのと、そういえば漱石はそういう 新しいものに対してはかなりの堅物だった、きっと ヘリオトロープの本当の香りなぞ知らず、ヘリオトロープ という名前の響きだけを聞いて、単語の響きの良さから、 小説の中で使ったに違いない…と思い返してやめに しました。 事実、作中では「鋭い香がぷんとする」と表現されて いますが、実際のヘリオトロープは甘くまろやかな優しい 香りなのです。「三四郎」からヘリオトロープを知った人は がっかりされぬように笑笑 そういえば、「三四郎」はどんな話だったかしらん。 記憶を辿ってもダーターファブラとストレイシープくらい しか残っておらず、本棚から引っ張り出してきました。 高校の時分には、虞美人草やら草枕やら随分とのめり込んで 読んだものですが、全く筋を忘れてしまったという… 人間の記憶は全くもってあてにならんもんですね。 読み返してみると、まぁ懐かしく思い出せますが。 まぁ大人になると活字を辿る機会がめっきり減るもので、 これを良い機会に、また夏目漱石を読むのも悪くないなと 思いました。しおりにヘリオトロープの香りをつけて 香りを楽しみながら続きをゆっくり読もうと思います。 (関係ないですけど、この漱石の似顔絵つきのしおり なんだか可愛いですよね笑笑) #香水 #ヘリオトロープ #三四郎 #夏目漱石