がんサバイバーの通院日記
乳がん手術から一年
現在ホルモン剤のタモキシフェン服用。
先月まで分子標的薬のベージニオを服用していましたが、ジェネリックが無いため当然ながら高額であり高額医療費の対象になるも限度額払い使用しても当然ながら金額が高過ぎるため到底無理という事もあり主治医と相談の結果打ち切り決定。
今後はタモキシフェンとリュープリンのみでアフターケアをしていき経過観察をする方針に決定致しました。
そもそも分子標的薬とは…
抗がん剤
がん細胞だけでなく正常な細胞まで攻撃する為当然ながら脱毛、吐き気、嘔吐、下痢、皮膚や爪までやられてしまいます。
抗がん剤治療後48時間=丸2日間は排泄物や汗や体液、唾液からも抗がん剤がダダ漏れであり、被曝する為トイレを使用後は2度流す、同居している人が居る場合には特にトイレに注意⚠️洗濯物は1番最後。
トイレが2箇所ある家なら1つは自分専用、もう一つは家族用と分けたり…
大腸がん、胃がん、膵臓がん、食道がんで使用する5-fu=フルオロウラシルはインフューザーポンプを用いて使用する為、使用後のインフューザーポンプは家庭ゴミで出すのは厳禁🚫であり、ジッパーに入れて後日病院へ持参して医療廃棄物として処理しなければならない。
大腸がん、胃がん、食道がん、膵臓がんで使用するオキサリプラチンは手足のしびれなどが残り、冷たいものや金属類に触れる時は注意⚠️また冷たい食べ物や飲み物も注意⚠️
それくらい影響が出ます。
内服タイプもありますが大概は点滴が中心で猛毒のうえ劇薬であり素手で触れてはならない。
被曝に注意⚠️
内服タイプの抗がん剤は必ず食後に服用。飲み忘れても決して2回分一度に飲んではならない。
服用する時はシートを直接口に近づけて水かぬるま湯で服用。
分子標的薬
がん細胞のみピンポイントで攻撃。とはいえ分子標的薬もれっきとした抗がん剤の一種になり脱毛や吐き気、嘔吐の割合は抗がん剤より副作用は少ないが、皮膚障害や下痢、中には高血圧や肝機能低下などの症例もございます。
抗がん剤と比べ分子標的薬は新薬が多く、ジェネリックが無いものも多い為抗がん剤より高額になるのも事実。
分子標的薬は内服タイプと点滴タイプがあり、グレープフルーツや油脂類と相性が悪いものが多くなり食事制限になる事も。
分子標的薬は本当に必要か!?
実は、現在は、著しい進行がんや高額医療費や限度額払いでも何とかやっていけれる方や生活保護者を対象にしていて服用を勧められた時に窓口で支払いできるかどうか確認してから処方されるケースが多くなってきており、以前に比べて無理に勧める事は少なくなってきています。
理由としては、ジェネリックが無い分とんでもない高額であり、薬によっては1瓶100万円超えるものもあり、以前は分子標的薬の服用を強く勧める傾向が多く、あまりにも高額な為治療費が雪だるま式に膨れ上がり家計が火の車となり最悪自己破産をしてしまうというケースもあった事から現在は主治医が勧めてきた時に支払いがきついなら断ったり、打ち切りにして違う治療方針を考えたりして強く勧められる事は少なくなっております。
故森永卓郎氏は、原発不明がんでオプジーボを使用して治療していましたが、カードの限度額がパンパンになり家一軒分の治療費になったとトーク番組で伝えられました。
オプジーボで1瓶約72万円、カドサイラが月に約67万円、ハーセプチンで月に約20万円ととんでもない金額。
新薬である大腸がん限定のフリュザクラは1mg 1カプセルにつき約5千円、5mg1カプセルにつき約3万円、胃がん限定のビロイが1瓶約5万円五千円、GIST限定のジェセリで1錠約6,000円、1日あたりの薬価代で約2万円、胆管、胆嚢がん限定のリトコビで1錠約11,000円、同じく胆管、胆嚢がん限定のペマジールが1錠約2万6,000円と更に同じく胆管がん胆嚢がん、肺がんのロズリートレクが100mg1カプセル約5,400円、200mg 1カプセル約10,000円、小細胞肺がん限定のタルラダマブで1mg1瓶約14万円、100mg1瓶で約135万円と恐ろしいほどあり得ないくらい高額であり、新薬になるほど効果は高いが、開発費などを含めるとかなりの高額になります。
当然ながら高額医療費の対象になり、限度額払いは収入によってそれぞれ窓口で支払う金額が異なる為収入が多いほど高額になります。
ベージニオでは150mgで1錠約7,920円、100mgで1錠約5,570円、50mgで1錠約3,500円と高額になります。
日本で1番高い薬は、乳幼児向けの遺伝子系の難病治療薬のゾルゲンスマであり、びっくりするほど恐ろしい金額になり、難病治療薬である為1億6,700円という金額になります。
#分子標的薬#抗がん剤#高額医療費#限度額払い
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