花王からアジエンスメグリ以来の高価格帯シャンプーが4月に誕生します。
4年ぶりに新しいヘアケアブランドが登場します。
日本経済新聞サイトより
花王は28日、ヘアケア事業では4年ぶりの新ブランド「メルト」を4月20日に発売すると発表した。シャンプーやトリートメントの店頭想定価格は1760円と、ヘアケアとしては高価格帯で展開する。香りや感触だけでなく、音など様々な感覚に働きかけるとうたい、30代前半の女性を中心に需要を開拓する。
目玉の一つは水につけると濃密な泡が発生するパウダー「クリーミーメルトフォーム」(店頭想定価格2200円)だ。シャンプーと混ぜて使用するとシュワシュワと発泡しながらもっちりとした泡になり、洗い流した後に使用するトリートメントの効果を高めるという。このほか、風呂上がりに髪に使用する化粧水(同1430円)もある。
花王によると1400円を超える高価格帯のヘアケア市場は拡大傾向で現在4割を超える。一方で、同社の売り上げ構成比は現状1%程度にとどまる。今後はメルト以外にも複数の高価格帯ブランドを打ち出し、苦戦が続く事業の立て直しを目指す。
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花王のシャンプーのルーツはフェザーからスタート。
フェザーから派生したのがエッセンシャルとメリット。
当時のパーマ、カラーリング、ブリーチは強い薬品を使用したり、ストレートパーマは技術が発展途上の為パネルによる髪の毛が潰れて切れてしまう事故が後を絶たず、当時のコテやアイロンは現在のように温度調節が無いものが多く、ドライヤーの熱風など髪の毛の傷みや切れ毛、枝毛に悩まされる方たちが増えた事により髪の毛が傷んでる方たちのために誕生したのがエッセンシャル、それと並行して頭皮や地肌の悩みとしてフケ、かゆみ、ベタつきに悩まされる方たちのために誕生したのがメリット。
エッセンシャルとメリットが成功しましたが、ティーンの方たちや若い男性たちは非常に汗をかきベタつきや匂いに悩まされ、ティーンの方たちにも受け入れやすい香りにして誕生したのがピュア。
ストレート、ソバージュ、ワンレンなどが流行して更にヘアケアを重視したい女性たちに生まれたのが現在はヘアスタイリング剤、ヘアカラーに特化したリーゼ。リーゼはそれこそエッセンシャルの高級版であり、花王のヘアケアでは1番高い商品でありました。
昭和末期には女性向けのシャンプーではスッキリ洗えないうえ香りも気にする人やオシャレ男子が増えた事により男性たちのために立ち上げられたのがサクセス。平成中期にはスッキリ洗えるためクレンジングの為に敢えて女性がサクセスを使用するサクセス女子まで出るほど大ヒット。ロングセラーになっています。
サクセスの女性版がブローネ。ロングセラーの育毛ローションからスタートして一時期シャンプー、コンディショナーも発売されましたが、現在は育毛ケアとヘアカラーに特化したブランドで親しまれています。
平成に入りリーゼはリーゼエクセレントとなり花王のインバスケアの最高峰として発売されるものの高くて続けられないうえポンプサイズが無いというのが欠点となり価格を抑えてヘアケア効果を高めたステーシアが誕生。リーゼはスタイリング剤に特化。
ピュアはティーンズにもヘアケアを楽しんでもらいたいとの事でエチュールに名称変更するもエッセンシャルとダブってしまった事や香りだけでなくヘアケアを重視するティーンズが増えた事によりエッセンシャルと統合する形で終了。
エッセンシャルはコンディショニングがダメージケア、ナチュラルスタイリングがスタイリングに刷新。
ナチュラルスタイリングの前身はノンシリコンタイプのキューティクルケアでありました。
ピュア、エチュールのスタイリング剤が廃盤になった事により穴埋めで登場したのがルアージュ。ルアージュはストレート、ウェーブと分かれており、夜用と朝用と分けられた斬新なスタイリング剤でありました。
ルアージュの男性向けの位置付けがアルテージ。サクセスから派生したブランドであり若い男性たちからはサクセスは年配向けのイメージが強くてハードルが高いとの事で誕生したブランドでありましたが、サクセスと統合する形で終売。ブロー専用、ノンブロー専用というこれもまた斬新なスタイリング剤でありました。
また朝シャンブームとなり時短で仕上げたい方のためにリンスインシャンプーのシフォネが誕生。その後リズミィになるもリンスインシャンプーは髪の毛がキシキシするとの声もあり業界初洗えるリンスのジェンヌが登場するも朝シャンが下火となり終売。
現在はリンスインシャンプーはリンスのいらないメリットが担っています。
エッセンシャルのトリートメントはエクスケアになるもこちらも短命に。
90年代後半には増えすぎたブランドを整理する形でメリットはシャンプー、リンス、リンスインシャンプーという構成、エッセンシャルはダメージケアに一本化して少量で洗えるエッセンシャルIIが登場するも短命に終わりビューティーケアが誕生。
ステーシア、ルアージュ、エクスケアは廃盤となり新たにラビナスが新設。
リーゼは引き続きスタイリング剤に特化。
90年代末期にはメリットから派生した高級ブランドのピュールが誕生するも短命に終了。
ラビナスはノンシリコンのコットンフィールとシリコン入りのシルキーフィールの二本立てに。
2000年代に入りメリットは家族シャンプーに昇格して弱酸性メリットとなりお子様にも使えるように成分を変更。泡シャンプー、子供向けのメリットキッズなど現在でも親しまれるブランドに。
ラビナスはデザイニングとなりヘアカラーも登場するもブランド整理により終了。
入れ替えとしてアジエンスを新設。ヘアカラーはプリティア泡カラーに。その後プリティア泡カラーはリーゼに編入。
長らく単独で発売されていたブラッシングケアもリーゼに編入。
エッセンシャルはダメージケアに集結。
ラビナスのヘアスタイリング剤はリーゼサプライとなり最終的にリーゼに一本化。
2000年代後半にはミドル世代やシニア世代の女性たちの髪の悩みに応えたセグレタが登場。
リーゼエクセレント以来の高価格帯ヘアケアが誕生。
アジエンスはしっとりが金、サラサラが銀→白に。
アジエンスの末期はヘアマスクは黒に。
平成末期には更に高価格帯のアジエンスメグリ、メリットから派生したティーンズ向けのピュアンも誕生。
ピュアンはそれこそ昭和のピュア、平成初期のエチュールの回帰となりノンシリコンタイプで人気になりましたが令和に入り廃盤。
令和に入りコロナ禍も相まって花王グループ再編によりカネボウブランドではリサージヴォーニュ、リクィール、サラが編入。
花王ブランドではセグレタ、エッセンシャル、メリットに集結。
エッセンシャルは、既存のダメージケアのベーシック、クセ、うねりに悩まされている方にフラット
ヘアケアに重点を置いたザ・ビューティーの三つのラインに。
アジエンスは廃盤となりエッセンシャルザ・ビューティーに統合。昨年サラは廃盤になりました。
今年、高級ラインのメルトが発売されます。
※写真は日本経済新聞サイトから抜粋致しました
#花王#ヘアケア#インバスケア#アウトバスケア
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