【限定香水(レディース)】L'OCCITANE オスマンサス オードトワレ 75mlの口コミ - リアル金木犀を求める前に!!!

リアル金木犀を求める前に!!! ちょっとこちらでご確認ください。 ガチモニターにて頂きました。 Twitterにも投稿しましたが、こちらではTwitterよりも本当に本音でガチガチのレビューをします。 ⚠️場合によっては酷評にもなりますし、本音で本心なので過激な表現と捉えられるものもあります⚠️ 特に香水というコスメ等の類いの中でも個人差の激しいジャンルです。 必ずしも、私のこのレビューが全てではありません。 私のレビュー、一意見として参考にする程度におさめてください。 え！？私はこう思わない!! こうじゃない!!はコメントで私にではなく、ご友人またはご家族のみに共有してください。 当然ながら、文章及びスクリーンショット等によるあらゆる転載を禁じます。 普段はここまで言わないんですが、正直今回はもうめちゃくちゃ言います。 多分気ぃ悪いわ…ってなる方もいらっしゃると思うので、うわってなったらそっ閉じしてください🙇 それではまいりましょう。 以下公式サイトから引用 ＊L'OCCITANE オスマンサス オードトワレ 75ml 7,150(税込) 製品説明 澄んだ秋空に甘く香り、黄色の小さい花を咲かせる金木犀。 東洋では、月明りを灯す花と言われる神秘的な存在。 ロクシタンは、そんな伝説への想いを香りに込めました。 可憐さの奥に、一瞬でこころ奪う魅力を秘めて。 澄んだ光に満ちた季節に艶やかな金木犀の花びらのように輝いて。 咲きたて艶めく、金木犀。 秋にきらめく花と果実のみずみずしい香り。 #ふりむかれ香水 きらめき惑わす、可憐な金木犀の香り。 可愛いだけじゃない、香りで人を惑わすその魅力。 月に輝く可憐な花と、黄色い果実がフルーティに香るオードトワレ。 【香調】フルーティフローラル Head: アプリコット、ラ・フランス、ビターオレンジ Heart: オスマンサス、キャロットシード、スズラン Base: シダー、サンダルウッド、アンブレットシード 金木犀と黄色い果実が奏でる秋の移ろい。 きらめく瞬間を閉じ込めたオードトワレ。 ジューシーな黄色い果実と満開の金木犀。 フレッシュなアプリコットと、果汁たっぷりのラ・フランスによって表現した、金木犀が本来持つ甘いフルーツのアロマから、満開の金木犀が豊かに香るフローラルノートへ。 Head アプリコット ラ・フランス ビターオレンジ Heart オスマンサス キャロットシード スズラン Base シダー サンダルウッド アンブレッドシード 引用: https://jp.loccitane.com/osmanthus 【限定品登場】 オスマンサス│ロクシタン公式通販 めちゃくちゃいい香りです。 まーーーーじで持ってる香水の中でも断トツで好き。 まぁ香水沼入りたてで、家計が火の車なので香水全然持ってないんですけどね…。 濃厚なようで果実をかじった瞬間溢れ出るほどのジューシーなルーティーさの中に、満開に華やぐ花の舞う中を踊るフローラルさ、そして柔和で落ち着きを感じさせるまろやかなウッディ。 これは確かに2週間で一年分の在庫が売れてしまうのもなるほど納得の私ドンピシャ好みの、素晴らしい香りです!!! こんな素敵な香水があるの…！？とずっと嗅いでいたくなる、優しく甘く包容力のある香りとでも言いますかね。 こんな香り、ふと香った瞬間そりゃ振り向きたくもなりますよ…ってなる本当にふりむかれ香水だな、幻にもなるわって頷きます。 私の場合だと馴染みがいいと言うのか、香りが悪目立ちすることないと言えばいいのか…。 あまりこう、目立って香り続けるというより馴染んで自分の香りのように擬態していくイメージですかね？ ふんわりと女性らしい印象です。 だ が し か し 「リアルな」金木犀と思ってはいけない。 これをリアルな金木犀とは言いません。 これ言っていいのかわからないですが、記載禁止という表記がなかったので、正直に言いますね。 ロクシタンさんから頂いた資料(ほぼ公式オンラインストアと変わらない内容)の中に、「人気の理由はリアルな金木犀の花の香りを楽しめること」という記載があったんですよね。 その理由として、香りの質と安定性が高いと言われる黄色(多分オレンジ)の金木犀の花だけを厳選して、オスマンサスアブソリュートといい約5億個の花からわずか1kgしか抽出されない凝縮した実際の金木犀のエキス(エッセンス)を使った香水なので、金木犀の香水で間違いはありません。 金木犀のフレグランスアイテム!!!ってなると、リアルな金木犀の香りをつい求めてしまいがちで、私もこの記載があったのでリアルな金木犀を楽しみにしてました。 それに香水って安くない買い物ですし、香りという個人差の激しいものですよね。 失敗した…となると使い道にも困る可能性が高い、ダイレクトにいうと購入がリスキーなアイテムとも言えます。 なので、今回はしっかり【リアルな金木犀の香り】ではないですよ、ということをお伝えしていきます。 この「L'OCCITANE オスマンサス オードトワレ」自体は、全く悪くなく、非常に素晴らしく素敵な香りです。 なんなら、なくなったらまた買いたい!!って思うほど惚れてしまいました。 さて、もしリアルな金木犀の香りを求めている方にお伝えします。 この香水を万が一リアルな金木犀と仰る方がいるのなら、申し訳ないのですが本当にリアルガチの植えられてる植物としての金木犀を嗅いだことあるのか疑問に思うほど全然です。 まぁ確かにほーーーーーん…のーーーーり…金木犀っぽいかなぁという感じはします。 しかもこれが秋の香りか？と問われると「個人的にNO」です🙅 この香水はそうですね… 「金木犀を万人受けさせるために薄めて、なのに再現しようとしてフルーティー×フローラルで金木犀っぽさを出して、かなり優しくまろやかにほんのり金木犀っぽい香りがするオールシーズン使えそうな香水」です。 本当に万人受けしやすいフルーティー×フローラルでオールシーズン使えそうな香りですね。 甘めの香りが好みなら全然オールシーズンで良さそうだと思いますね。 いや、やっぱり夏は抜こうかな… さっぱり系ではなく、甘くまろやかで女性的な香りでしょうか。 個人的にはビターオレンジの部分がもう少し前面に出てきてくれたらもっとよかったのかもなぁ…という印象です。 といっても私香水初心者ですので、何とも言い難いんですが私は大好きな香りなのでオールシーズンで使いたいです。 あとオスマンサスアブソリュートで大変ですが、是非とも定番化していただきたいぐらいアイラブユー…💕💕💕💕 ただ、人によって香り方や感じ方も異なるので、もしかしたら私だけ感じにくいのかもしれません…。 しかし、確かに振り向むいてしまうような、ふと香ると素敵な香り…となる素晴らしい幻の香水、振り向かれ香水と言われる所以は十二分に納得するレベルで、個人的に大好きな香りです。 ただ!!! 金木犀ではない、秋っぽくもない。 金木犀と名乗るにはちょっと別物なので、金木犀の香り!!!!という先入観や思いは捨てました。 なんでこんなにリアル金木犀じゃないと断言するのか、についてお話しましょう。 金木犀実家に植えてありますし、真向かいとかお散歩範囲内のご近所さんも植えてらっしゃったのでリアルな金木犀は毎年嗅いでました。 嗅覚過敏等、甘い香りが苦手な方なら金木犀が咲く頃は否が応でも香ってきますし、それが結構しんどいという方もいるぐらい強く甘いけど癖のある独特な甘い香りです。 そして、めちゃくちゃ香る時期はツンとした本当に芳香剤かってくらいキツイです。 てかまぁそもそも昔はボットントイレ(汲み取り式)で排泄物等の匂い消し、というより臭い物に蓋をするという感じで植えられていたという説もあります。 そして当時のトイレの芳香剤が金木犀を模した香りが主流であったため、まぁ実際トイレの芳香剤の匂いと言われても仕方ないのが金木犀の香りです。 例えば、お散歩してたらほんのり香るな～ってときは実は離れた位置にある可能性が高いです。 ご自身の嗅覚がどれぐらいかにもよるので、何とも言えませんが💦 直に嗅ぐと、私は頭痛がするレベルに実物のリアル金木犀は結構ドギツイ甘い+ツンとした香りがします。 これは、リアル金木犀を嗅いだことある母や夫、友人と全く一致の見解でした。 本当にリアルな金木犀って意外とドギツイ匂いするんですよ。 Wikipediaから引っ張ってきたんですが、金木犀の香りの成分らしいです。 ・β-イオノン イオノンはスミレの花の香り成分として有名 ・リナロール 大体の花に含まれる香り成分、所謂フローラルな感じの香り ・γ-デカラクトン アプリコットやモモなどに含まれる香り成分、ココナッツのような香りともいわれる ・リナロールオキシド 青臭い香り、多分草刈りした後とかなんか爽やかな草のイメージ ・cis-3-ヘキセノール(青葉アルコール) 青臭い香り、緑茶の香りともいわれるさっぱりした草の香り だそうで、つまりロクシタンさんが混ぜたアプリコットとかのフルーティーな香りもチョイスは間違ってなくて、そのフルーティーな香りが強すぎたのが金木犀から遠ざかった要因かな？と勝手に推察しております。 まあ、自然に香ってくる金木犀の香りの中には他の植物の香りや、そもそも思い出補正等の脳のバグ的な要素も絡んできます。 そして香り方 ・この香水をまとって他人に嗅がれた時の香り ・この香水自体の変化していく香り ・自分自身の体臭等の体質的なものが絡んだ香り ・自分自身の嗅覚による個人差 等の類いも複雑に絡むので、一概に絶対こうだ!!!!とは言いませんし、言えません。 そもそも金木犀自体、生育環境やその年々によって花付きのよさ、香り方、地域性等も考慮されるべきではあります。 また金木犀はあまり寒さに強くないため関東以北だと少ない、レアな植物である傾向もないとは言えません。 例えば白樺は東北や北海道等の寒い地域には生えていますが、関西以南には生えていません。 植物の生育環境、また品種改良等によっては、香りを強く発するようになったり、逆に香りが弱くなることも十分起こり得ます。 そのため、一概にこれしかない!!!とは言えませんが、同じ金木犀であれば香りの傾向や質、独特の甘い香りはそこまで大差ないと思います。 あと、もうひとつこのレビュー書いてて懸念してるのが、ロクシタンさんの資料にあった「香りの質と安定性が高いと言われる黄色の金木犀の花だけを厳選」という黄色の金木犀という言葉です。 元々ギンモクセイという別のモクセイ科モクセイ属という金木犀の元となる存在、つまり金木犀はギンモクセイの変種であるという説があります。 そしてさらに、ウスギモクセイという九州の方で自生していた種があり、それを金木犀と呼んでいた地域があったともされています。 そのウスギモクセイは現在、関東等の各地に植樹されるようになり、なんと金木犀と香りがとても似ているとのこと。 ウスギモクセイは淡い黄色い花を咲かせます(ここポイント) ウスギモクセイの写真を見たところ金木犀は結構鮮やかなオレンジであるのに対して、かなり淡い黄色い花をつけるようです。 ちなみにギンモクセイは白い花をつけます。 花のつき方や花の見た目ほぼ一緒ですが、花のない樹木だけだと多分植物が好きで詳しくなければ判別しにくいと思います。 キンモクセイ・ギンモクセイ・ウスギモクセイの違いについては、ご自身でお調べください。 で、残念ながら私はウスギモクセイをリアルに見たことも嗅いだこともありません。 私のいる地域は金木犀が主流かつ、育てやすい地域だからです。 そして何よりも重要視すべきは、香りの再現性が難易度高すぎるということですね。 所謂三大香木といわれる ・金木犀(キンモクセイ) ・沈丁花(ジンチョウゲ) ・山梔子(クチナシ) は、非常に香りが強く独特でありながら人気の高い香りです。 しかしながら、植物自体からとれる、油だとかエッセンス的なものですね。 今回便宜上「香料」と簡潔に言いますが、この植物から香る本来の「香料」が皆無に等しいのです。 また、ロクシタンさんは約5億個の花から抽出して凝縮させたオスマンサスアブソリュートという方法(？)を採用しておられます。 ですが、残念ながらこれはリアルな金木犀の香りには直結しません。 金木犀ではありますが、実物の植物として香る金木犀の香りとは異なる香り方をするとされています。 これが沈丁花や山梔子のリアルな香り及び香水のなさ、そして金木犀のリアルさからかけ離れてしまう所以です。 あのー、香水にゼラニウムってあるじゃないですか。 あれ元の花はローズゼラニウムという植物から抽出されたものなんですね。 で、このローズゼラニウムも実家で繁茂してたのでよく植物自体の香りを否応なしに嗅ぐんですが、香水のものと全然違います。 正直ローズゼラニウム、ゼラニウム(テンジクアオイ属)ははなのかおりより、葉っぱのエグい匂いが真っ先にきます。 ローズゼラニウムはまだ可愛いものなんですが、一般的な園芸用のゼラニウムは最早「臭い」です。 なんかこう、鉄錆びたような臭さです。 ただガソリンの匂いが好きという方もいるので何とも言い難いんですがね…。 結構ｳｹﾞｪｯ!!!ってなるぐらいキツイ匂いします。 ローズゼラニウムも正直虫除け等に我が家は活用してたぐらいなので、あまりフローラルでいい香りとは言い難い匂いです。 これらのことから、植物自体からする香りと抽出されて香水になる香りはほとんどが大きく異なるものと思われます。 だから、植物から香るリアルな香りをそのまんま再現は本当に実質不可能なのでリアルな香りはないに等しいです。 そして現在、金木犀の香りと称したフレグランスアイテム等が多くのブランドから発売されております。 私は、まぁリアル金木犀結構キツイですが、香りは大好きです。 そしてリアルな香りの再現性はほぼ無理なレベルの困難さであることを知っていたため、金木犀の香りと言われるフレグランスアイテムは一切使ったことがありません。 ロクシタンさんのオスマンサス オードトワレが初めてでした。 ロクシタンさんということもあり、後は最近やたら金木犀アイテムが必ずと言っていいほどバズり有名で人気だったので、期待値が高すぎたのも、よくありませんでした。 どうでもいい話ですか、私は沈丁花の香りが花木の中でも一番大好きです。 これも実家と祖母の家にあって、一番花の香りで思い出深く懐かしく愛してやまない香りなんです。 ですが、こちらも香りの元となるものが採取不可能と言われているため、あくまでも香りの再現しかできないと言われています。 とはいえ、沈丁花の香りを諦めきれていないので探したりオススメしていただけることもあるのですが、諦めるしかないなと思いますね…。 学びました、香水に植物の香りのリアルさを求めてはいけないと。 というか、私も香水はまり始めた初心者が陥りがちなのが、バズろうとかキャッチーにしすぎるあまりに極端すぎた表現に釣られることです。 「金木犀の香り!!」 「紅茶の香り!!」 「バラの香り!!」 香水慣れ(？)してる方だったら、あっじゃあ金木犀と何が混ざってるのかな？とか金木犀のイメージにどんな香りを調香師がプラスしてるのかな？とか考えられると思うんですね(偏見) だって、本来香水というものは一般的にトップ・ミドル・ラスト等の3段階に変化していくものだからです。 しかし香水慣れしてない場合、ド直球ドストレートにその香りをイメージするんです。 例えば、紅茶の香りなら本当に紅茶を入れたときのダージリンやアッサム等の茶葉の香りを主に彷彿とするはずです。 でも香水なので、その紅茶の香りにプラス、シトラス系でレモンティーのように、または甘いお菓子共にティータイムのイメージの甘さのある香り、もしくはストレートに紅茶を再現するかもしれません。 つまり、どう足掻いても基本的に単体の香りというものがありません。 香水の香りについて・香調は大体、サイトや口コミ等で確認できますが、文字や香水の経験等から想像する以外ないため、実際に嗅いでみないとわからないものでもあります。 だからこそ、○○の香りと断言するのはよろしくないと私は思うわけです。 今回、私がL'OCCITANE オスマンサス オードトワレの香りを自分なりの体験から言語化するとしたら… ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 【L'OCCITANE オスマンサス オードトワレ】 感じたのは「懐かしさ」 夏休み、祖母の家や実家でおやつに桃や梨を剥いてもらって食べたときの香りの記憶 夏の終わりに金木犀香る中で遊んだり、学校が始まって通学路から香ってきた金木犀や他の花を眺めながら歩いたり自転車をこいでいた記憶 おばあちゃんの家に夏休みいつも泊まってた記憶 最初はジューシーなフルーツの香りがして、それは家にいておやつに果物を食べながら夏休みの宿題をしていたときのこと 気付いたらオスマンサスと一緒に混じって香る自然の中で遊んでるときに変わり 最後は夜、網戸にして寝るときに感じる植物とお線香が混ざった木造の古い家の香りになる 全ての香りが懐かしさと心の優しさ穏やかさをふと思い出させてくれる ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ クサく表現するならこうです。 つまり、この香水はリアルな金木犀の香りではなく、金木犀と共に運んでくる秋や黄色いハッピーなイメージの香りだと私は捉えています。 いやでもね、こんなに言いましたが本当に香りはめちゃくちゃ好きなんですよ。 リアルさを求めてはいけないってだけで、金木犀の花から抽出したオスマンサスアブソリュートを使ってるので金木犀の香水は事実ですし、実際本物ですし、金木犀の香水です。 無意識にリアル金木犀を求めてしまうから、ギャップにやられてしまうわけですね。 香水はできるだけ、実物を実際に嗅いでお試ししてから買いましょう。 店舗等で購入できない場合は、ムエットやサンプル等を駆使してしっかりお試ししましょう！ 香水もそんなに安いものでもないので、必ず試して時間と共に移り変わる香りを楽しみ、本当に自分に合うか等を考慮してから購入するとギャップ等による事故を回避できます。 さて、ここまで長々と捏ねてきましたが、この香水は本当に大好きな香りです。 少しでもこのレビューが参考になれば幸いです。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!! 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