【2022年秋新作香水(レディース)】BENEFIQUE パルファムの口コミ - BENEFIQUE(ベネフィーク・資生堂)　パルファム

BENEFIQUE(ベネフィーク・資生堂)　パルファム 32ml　22000円(税込) ⭐️ひと言感想【どこをとっても資生堂】⭐️ 資生堂150周年、ベネフィーク50周年記念の限定香水。 発売情報を見た瞬間から大変期待していた製品でした。 香りはどうあれ予約すると決め、購入。 同シリーズには、パルファム・オードパルファム・ルームフレグランスの計3種があるのですが、私はパルファムを選択。 今回は限定、専門店ブランドからとはいえ、資生堂で全国発売される「新規の」パルファムって、いったいいつ以来なんでしょうね。 私のような往年の資生堂香水ファンにも今回の発売には心踊ったのではないでしょうか。 【香り】 予約時の試香の段階で、いい香りだけど無難に走っている印象に感じ、資生堂150周年の満を持した限定品ならばもうちょっと捻りと重みで攻めてもいいのになぁと思いましたが・・・改めて手元でじっくり香らせてますが、悪くはない香水です。 なお根底には、過去からずっと変わらぬ【資生堂の香り】が。 各ブランド独自の共通の香りってありますよね。 個性の主張よりも、多くの人に好まれるであろう、甘爽やかなシトラスフローラル。 トップはブランド解説通りのベルガモットやマンダリン、甘酸っぱく若々しい。 徐々にオレンジフラワー等のフローラルが重なってきますが、やはりトーンが高い。それなりに濃密さ、コクや複雑さも見え隠れし、そこはやっぱりパルファムの面目躍如だとは思います。 ラストは軽いウッディ。最後まで透明感のあるまま薄れていきます。 試香の時から思ったんだけど、 90年代のビバーチェコロンをブラッシュアップした香りのようにも思えます。 ビバーチェは大人気で、90年代前半辺りの女子の必需品って感じで一世を風靡。今でも忘れられないという声が多いのは、資生堂シャワーコロンとも共通してますね。 ３種類、ピンク、黄、緑があったと思うけど、じゃあそのどれに近い？って聞かれたらさすがに記憶が遠すぎて分かりませんが😅。 ・・・いずれにしろ古い話で、ジェネレーションギャップで分からない方が多いと思います、すみません。 当時は、その上位に真の「パルファム」ラインナップがまだいくつもあった時代なんですが。アンジェリーク、シャンデュクール、ウィアなどの海外調香師の手によるものが。 香調を今のご時世寄りに調香(明るく、軽め、カジュアル)した結果、昔の製品のコロンに近いものが出来上がるというのは理屈にあってる気がしますね。 様々思うところはあるも、ともあれ概ね満足ですよ。価格に相応するインパクトが弱めなのでちょっと星は辛めですけど。 【ボトルデザイン、仕様】 ボトルは・・・これも本当に「らしい」です。 なんていうか、資生堂デザインなんですよね。 華奢で線が細い、生真面目な感じの。 外資の香水(最近はシンプルな画一的デザインが多いしP 自体やはりほとんどないですが)ともまた違ってて。 つぼみのイメージかな？渦のようなデザインに、表面は偏光してとても上品で綺麗。 そしてこのパルファムはスプレーではなくフラコンです。 キャップに糸掛けも施してある伝統的な仕様。 フラコンは私の大好きな仕様です。 (現在の主流の密閉スプレーはとても苦手) キャップの、栓状の一番下の部分で、肌に直接スタンプを押すように付けます。 香りの纒い方で一番優雅だと思ってます。 パルファムのアルコール濃度の低さと相まって、 付ける際に周囲に飛散して充満してしまうこともない。 濃度は高くとも一番慎ましやかで、実は香害になりにくいのがパルファム。 キャップをはめる際には、変質防止の為に肌に触れた部分をしっかり拭う必要がありますが、さほどの手間ではありません。 【その他】 こういう、昭和・平成初頭ノスタルジーを感じさせる香水を、これからも折に触れて発売してほしいですが、おそらく(今回の、キリよい周年などの)よほどの名目がないと無理なんでしょうね・・・ なお現行の資生堂のパルファムには、定番で、伝統のホワイトローズナチュラル、すずろ、新しめのものではザ・ギンザパルファムなどがあるのですが、いずれもオンライン以外の実店舗は極めて取り扱いが限られており、試香はかなり困難です。(銀座のショップなら確実なんでしょう) 今回のような実店舗全国販売は、BENEFIQUE取扱店だけとはいえ本当に貴重ですね。 ※パルファムがほぼ市場からなくなっている今現在は、オードパルファムを「パルファム」と略して言うのが普通らしきことは知っているのですが、このクチコミで書いているのは賦香率最高濃度の本当のパルファム(エクストラクト)のこと。ただし、率にハッキリした基準はなく、業界慣習による呼称の面も大きいです。 このあたりの解説もきりがないので一旦置きますが。 香水の話ってひときわ止まらなくて、いつもすみません。 #新作コスメ報告会 #香水 #パルファム #パルファン #フレグランス #2022年新作