ベージュチークの魅力は?
ピンク・オレンジなどと比較すると目立ちにくく、多くのシーンで使いやすいベージュチーク。使用するメリットは次の2つです。
ナチュラルな立体感が出せる
Photo by HAIR
肌の色に近いベージュ系のチークは、肌に馴染みやすく自然な仕上がりに。顔全体から浮くことなく、ナチュラルな陰影を作ることができます。やりすぎ感のない抜け感メイクにもぴったりですね。
大人っぽい印象なので30代~50代にもおすすめ
Photo by HAIR
柔らかく落ち着いた色であるベージュは、年齢を問わず使えるのも大きなメリットのひとつ。チークと聞くと愛らしい印象をプラスするイメージがありますが、ベージュは自然になじむのでそれぞれの年代の良さを引き立てることができます。
10代、20代のフレッシュなナチュラルメイクとも好相性ですし、真っ赤なリップが印象的な大人のカラーメイクに使っても上手にバランスが取れますよ。
ベージュチークの選び方《イエベ・ブルベ別の色や種類》
ベージュ系のチークは肌の色に近いカラーだけに、色選びがとても重要。パーソナルカラーに合わせて選ぶことで失敗しにくくなります。イエベさんは黄みのある色、ブルベさんは青みがある色が基本ですが、春・秋・夏・冬に分けて具体的に紹介します。
イエベ春は軽やかなオレンジ・コーラル系×ツヤがおすすめ

黄みがかったツヤのある肌が特徴のイエベ春タイプ。ベージュ系のチークを選ぶときも、ふんわりと明るく可愛らしい印象を活かした軽やかな色がおすすめです。健康的なオレンジっぽいベージュはイメージにぴったりですね。
質感はツヤのあるものか、ふんわりとしたセミマットが生き生きとした雰囲気を引き立てます。
イエベ秋は落ち着いたブラウン・テラコッタ系×マットがおすすめ

シックで落ち着いた印象でありながら、温かみも感じるイエベ秋タイプは、秋の風を感じるような穏やかなベージュカラーがお似合いです。ブラウンや土壁を思わせるようなカラーは相性が良いですよ。質感は大人っぽいマット~セミマットがおすすめ。
ブルベ夏は優しいピンク・ローズ系×マットがおすすめ

ベージュは黄色とグレーの組み合わせからなる色が基本なので、イエベにしか似合わないイメージがありますが、ブルベに似合うベージュもあるんです。
ブルベ夏タイプは、青みがかった色のなかでも優しく淡い色や、スモーキーなカラーが得意。ベージュ系ならくすんだピンクベージュやローズベージュなどを選んでみてください。くすみカラーを活かすマットな質感や、ラメよりもパールが好相性。
ブルベ冬はシャープなホワイト・グレー・ローズ系×ツヤがおすすめ

クールで華やかな印象のブルベ冬タイプは、はっきりとした鮮やかな色のほかに黒や白も得意なので、白に近いピンクベージュやグレージュを選んでみましょう。明度が暗めのローズ系カラーも肌の透明感を引き立ててくれます。質感は、華やかさを引き立てるツヤやキラキラのラメが得意。
このように、似合う色のニュアンスや質感まで変わってくるパーソナルカラーですが、使う面積や色の使い方で苦手とされるカラーも楽しむことができます。これまで独断でパーソナルカラーを決めてきた人は、一度プロの診断を受けてみるのもおすすめですよ。
仕上がりの好みでチークの種類を選ぶ
色のほかに、チークは形状もさまざま。塗りやすさや仕上がりの質感でお好みのものを選びましょう。
初心者にも使いやすい「パウダー」
筆に粉を取ってさっとなでるだけでムラなくきれいな色が付く、パウダーチークは初心者さんにも使いやすくおすすめ。塗り重ねることで濃淡が付けやすいのもポイントです。
複数の色を混ぜて使うパレットタイプなら、肌の色やその日の気分に合わせてさまざまなカラーが楽しめます。
ほんのり自然な血色感が出せる「クリーム」
オイルを含んだ程よい硬さで、指やスポンジでポンポンと馴染ませるクリームタイプのチークは自然な血色感を出したいときにもってこいの形状。パウダーよりもしっとりとしているので、乾燥が気になる人でも使いやすいですよ。
クリーミーな形状から、チークだけでなくリップやアイシャドウとしても使える便利な2WAY、3WAYのアイテムがあるのも特徴的。統一感のあるベージュメイクが簡単にできちゃいます。
じんわり発色&肌にしっかり密着する「リキッド」
クリームよりもなめらかなリキッドタイプは、肌の内側からにじみ出したようなじゅわっとした発色が特徴。ベージュの色味も相まって、ナチュラルな仕上がりが期待できます。
ナチュラルな発色だとすぐに落ちてしまうのが気になりますが、リキッドは密着度が高く、ウォータープルーフ仕様のものも少なくありません。
ベージュチークの上手な入れ方・使い方
ベージュチークが苦手という方は、上手な使い方が分かっていないのかも。ここではベージュチークの魅力を引き出す使い方を2つご紹介します。
ナチュラルな魅力を活かすベージュチークの入れ方
ベージュチークのこなれ感を活かすなら、頬が染まる位置に自然に入れるのがおすすめです。頬の一番高い位置にブラシを当て、すっと外側に向かって並行にすべらせます。
発色が物足りないときは、少しジグザグさせながら入れると優しく色付きますよ。
顔をシャープに見せるベージュチークの入れ方
ベージュだからこそできるメイクが、顔をシャープに見せるチークの入れ方。頬骨に沿って、頬から耳に向かってチークを入れると、顔に立体感が出て輪郭をすっきりと見せることができます。
ベージュチークが似合わないときの対処法
パーソナルカラーに合わせたベージュを選んだはずなのに、なんだか似合わない気がする…そんなときも諦めないで、使い慣れたカラーとの2色使いをしてみましょう。
全体はベージュ、頬の高い部分だけピンクにするなどしてバランスを取ると、ベージュとピンクが上手く馴染んでくれますよ。
チークのほかにも!ベージュを攻略すればメイクはぐっと大人に
Photo by HAIR
いつものメイクにベージュのチークを取り入れるだけで、大人っぽくおしゃれな仕上がりに。ベージュチークに慣れたら、アイシャドウやリップもベージュをぜひ試してみてくださいね。