SHISEIDO むらさき オードパルファムの口コミ - 日本女性の魅力を最大限に引き出す、「むらさき」の知られざる美しさ。香水シリーズ第七弾。

日本女性の魅力を最大限に引き出す、「むらさき」の知られざる美しさ。香水シリーズ第七弾。 前回第六弾で、パルファン・ロジーヌ ・ド・パリの香水についての投稿は一旦打ち止めになりますが、#クロミミ香水シリーズ はまだまだ続きますのでお付き合い下さいませ。 今回の香水は新品を自分で購入しました。ほんとはロジーヌ も新品欲しい・・・。でも田舎には売ってないんですよね😫 タグの付け方が分かったので、今までの香水シリーズを一括で表示できるようにしました。 詳しくは、こちらら。→#クロミミ香水シリーズ 今回も長くなりますので、お時間のある時にお読みください。 初めて国産香水について語っていきたいと思います。 その名も、 資生堂 むらさき オードパルファム 60ミリ お値段は3000円プラス税。 それではまずはいつも通り公式引用から始めていきましょう。 以下引用。 むらさきは、エモーショナル（情熱）な赤とインテレクチュアル（知性）な青がほどよく調和して生まれる色。東洋と西洋を越えて、愛されつづけてきた色。むらさきは、そんな微妙なバランスから生まれるやさしさと神秘性、あやうい魅力を表現しました。ローズに、菊・百合などの日本的な花を集めたフローラルブーケと、ウッディー・モッシーがとけあう香り。おんならしさと知性のハーモニーの美しさ。 むらさきは、世代や国境を越えて人の心を魅了しつづけたその色の秘密をあかす香りです。新しい美しさへの祈りをこめて、ＳＨＩＳＥＩＤＯは、世界中のあなたに語りかけます。 今回は、詳細なノートなどはわかりませんでした。すみません。 引用元は、こちら。→ http://www.shiseido.co.jp/sw/products/SWFG070410.seam?shohin_pl_c_cd=092501&online_shohin_ctlg_kbn=1 こちらの「むらさき」は前回語ったロジーヌ のグラム・ローズの紫とはまったく違う印象をもたらします。同じ色をイメージしているのに、こんなにも違うのか、と思ってしまう。 二つの香水を一人の女性に例えるなら、 グラム・ローズがドレスを着た個性的で艶やかな女性。むらさきは、背筋をすっと伸ばして静かに佇む黒髪の美女。（一見して地味。でも滲み出る色気が隠しきれていない、みたいな）格好は黒スーツか着物がいいな。（※クロミミの趣味じゃないですよ？） お香のような穏やかさの中に、百合と菊の和を感じさせる柔らかなフローラルが漂います。公式引用によれば、ローズも入っているようですがあまり主張しません。控えめで、しかし気品のある香り。ただし、百合が入っているせいか、時折こぼれ落ちるように色香を感じます。 百合の花の香りを嗅ぐと、ゾクっとしませんか？あの感じです。菊や白檀が入っていることでいやらしくないのにエロい。まさに絶妙。 お香のような感じがするのは、きっと白檀が入っているからではないでしょうか。実際嗅いでみると、白檀（サンダルウッド）の存在感が割合ありますが、この香りが全体を一つの花束として調和させているような印象。個性的な百合や菊が入っていても不思議と馴染んで喧嘩しないのはそのせいでしょう。 海外のもののようにがっつりノートは組まれていないように感じます。あまりノートの移り変わりは感じません。ひたすら白檀の優しいウッドに包まれた菊や百合が個性を漂わせて香る感じ。しっとりとした美しさがあります。 白檀の香りはどうしても扇子を思い出すので、この香水は日本のものなんだなぁ、なんて知らず知らずのうちに意識させられてしまいます。 いまや、オトナもつけられる、国産のちゃんとした「香水」は数えるほどしかないのではないでしょうか。そのような状況においても「むらさき」のような、個性的かつ日本を感じさせる香水を作り続ける資生堂の姿勢は本当に尊敬に値すると思います。←上からかよw 老舗の意地と誇りを感じさせますね。 利益一辺倒でない資生堂のこういう経営方針が大好きで、どうしても資生堂系列を贔屓目で見てしまう自分がいる・・・。 贔屓目なしで、ものの良し悪しを判断できるようになりたいものです。 たしかに、濃く、華やかな海外ブランドの香水に比べれば地味かもしれない。けれど、独りでも凛と立つ、日本女性が本来持っているはずの強かさやしなやかな美しさと魅力をこの香水は存分に引き出して、つけている人に教えてくれます。 私たちはただ忘れているだけ。 あなたはこんなに魅力的だ、と。 資生堂の香水をつけると、いつもわたしは自分を日本人なんだ、としみじみ感じてしまいます。日本人は他の国の国民に比べて、国という集団に帰属している、という意識や誇りが薄いような気がします。 いま自分がいる場所に誇りを持っている、というのはとても大事なことではないでしょうか。 私たちの中に眠る、素晴らしさを蘇らせてくれる香水。それがわたしにとっての「むらさき」なのです。 #サンダルウッド #プチプラ #香水 #百合香水 #フローラル #むらさき #菊香水 #国産香水