エルメス ヴァンキャトルフォーブルの口コミ - #Hermès #24Faubourg（ヴァキャトルフォーブル）#香水報告書

#Hermès #24Faubourg（ヴァキャトルフォーブル）#香水報告書 サラサラと揺れるロングドレスに立ちのぼる香り。 ちょっとフォーマルなパーティがあるとダンスが始まる。 （ダンスはどれも付きものだけれど、ダンスの種類が違う） ダンスのドレスが揺れるのを考えてドレス選びをする。 最後の仕上げはヴァンキャトルフォーブル。 首筋とドレスを着て、頭上から5プッシュすしる。 なんとも優しく魅了される香りで、香りを確かめるようにクルクルと周り香りを楽しむ。 パーティの準備は整った。 会場は弟のエスコートで行く。 最初に弟とダンスをする。 パパはママとダンスをする。 弟とダンスが終わると、パパが気取って私をダンスにエスコートするのが慣わしとなっている。 椅子はあるけれど、立食（軽いつまみ程度）なので、弟とパパとダンスが終わると決まってシルバーヘアの老紳士が、私の手を取り手の甲にチュッと軽く挨拶代わりにすると「私とダンスをして貰えますか？」とニコリとしている。 私は老紳士とダンスするのが楽しみだ。 パーティでダンスのスマートな立ち振る舞いの紳士は、エスコートが非常にエレガント。 会話も洒落た話をしてくれる。 私がダンスで美しく見えるようにエスコートし、彼は私のロングドレスの揺れ方も計算しているようだ。 フォーマルなパーティに香りはエスメスのヴァンキャトルフォーブル オーデパルファムがぴったりだ。 優雅なエスコートで揺れるたびに、首筋に付けたヴァンキャトルフォーブルが香る。 クラッシカルでフォーマルな場には、ぴったりの香りだ。 いつもゲランにするか？ヴィトンの香りにするか迷いドレスで香りを決める。 それでも、エルメスのヴァンキャトルフォーブルに手が伸びてしまう。 #24Faubourg（ヴァンキャトルフォーブル）はパリのフォーブル・サントレー24。 エルメスの本店の住所。 トップノート オレンジ、ピーチ、ヒヤシンス、イランイラン、ベルガモット ミドルノート 西洋ニワトコ、アイリス、オレンジブロッサム、ガーデニア、インド産サンバック、ジャスミン、ティアラフラワー ラストノート サンダルウッド、アンバー、パチョリ、琥珀、バニラ 沢山の花々で構成されているが、フランスらしく華やかな花々の香り、甘い香りは微かにしか感じない。 ノート書きを見ると甘く、キュートな印象だが 一筋縄ではいかない手強い香水。 私が愛してやまないCHANELのCOCOのような 重い濃厚さはなく実に軽やかで、しなやかな香りだ。 上品さて名を馳せているDiorともまた違い、 やはりHermès らしい、しなやかなな上品さが際立つ。 甘ったるさは無く、微かな甘さ美しい花々が複雑に香り、ベルガモットでキリッとしめる。 静かに、そして華やかに香る。 好き、嫌いが分かれる香りの部類に入る。 次第にアイリス、ジャスミンを中心とした香りに変化しオレンジブロッサムが顔を覗かせる。 どこまでも上品で控えめで複雑な柔らかな香り。 紳士とダンスが終わると私が膝を曲げて、少しだけ腰を落とし挨拶すると紳士は空いている椅子までエスコートし、また手の甲にチュッとしてウィンクをして見せる。 まるで、おじい様と孫のようだ。 パーティがフォーマルではあるし、正装という事もあるがエレガントにたち振る舞えるのは 24フォーブルの香りのせいではないだろうか？ そんな錯覚さえ感じさせる。 ダンスに誘って下さる紳士は、香りを覚えていて下さってお誕生日プレゼントにオードゥ パルファムではなく、濃厚なパルファムをくださった。 24フォーブルの香りとが薄れていくとパーティは終焉を向かえる。 夢のようなパーティが終わる。 次のパーティが楽しみだ。 パーティの出席者のリストを見て、その紳士の名前を見つけると浮き浮きと24フォーブルを選び、ドレス選びをする。 裾がフワリと広がったドレスなら、どんな風にダンスをするのだろう？ 24フォーブルをフォーマルな場に限らず、 エレガントだからこそ、カジュアルなファッションにもエレガントスパイスとして香りを楽しむ。 香りも感性、私の感覚で使っていく。 次にシルバーヘアの紳士とダンスを出来るのはいつだろうか。 24フォーブルとドレスのセットでダンスに誘って下さるだろうか。 24フォーブルは上品な優しさで、付けた瞬間に私をレディへと変わらせてくれる。 香りの世界は素晴らしいと改めて思う。