CHANEL チャンス オーフレッシュ オードゥパルファム（ヴァポリザター）の口コミ - CHANEL チャンス オーフレッシュ オードゥパルファム

CHANEL チャンス オーフレッシュ オードゥパルファム 50ml　15400円 (容量・価格は他にも展開あり) 今年の8月に発売されたばかり。 とはいっても、こちらは元々あった、 チャンス オーフレッシュ オードゥトワレット(2007年発売、調香師はジャック・ポルジュ)のEDP版。 EDP の方の調香師はもちろん、現在の専属調香師のオリヴィエ・ポルジュ。 EDPだから濃度が濃いというだけでなく、多分、調香も多少違うんだろうけど、EDT 版を持っていない私には細かい違いは分からないです。(テスターをさっと嗅ぎ比べた限りでは概ね似かよってる) その辺り誰かレビューしてくれないかな～。 さて、肝心の香りだけど。 星の数は難しいなぁ、「3」の定義ほど醒めた感じじゃなくもっと好意的ではあるんだけど。 あまり特筆することはないんだけど、 春風のような、それでいてちょっと甘さを押さえたウッディフローラル。 トップノートはシトロンらしいけど、柑橘系のツーンと来る感じはそんなになく、フレッシュでいてフローラルの柔らかさが活きた香り。 徐々に、ベースのウッディが前面に現れる。 ちょっとバスルームで漂う香り🛀🧼🧴のような雰囲気も。私が個人的に「00年代香調」と呼んでいるシャンプーやボディソープを感じさせる香りに収束。 いわゆる万人受け香調。 でもシャネルの香りはさすがに最後までどこか品がある。 香料の質や香調は、もっと本格的な玄人受け香水(シャネルにもたくさんある)と比べると正直、単調で人工的、唯一無二な個性もなく、香料芸術のカテゴリーとは言い難い。 有機的な揺らぎがなくて工業製品的といいますかね。 トップノートにピークが来ていて一番いい香りなのも量産系香水のセオリー通りです。 が、さらに「だけど」(以下、余談多し) 私は00年代が丸々香水への興味喪失期で、2010年代に興味復活した時には、チャンスシリーズを見て、『昔から一貫してクールでならしたCHANELもついにこんな香水を作るようになってしまったのか！！』と、本気でビックリした。 でも、その間にマニア向けにはレゼクスクルジフシリーズができていたし、香水を簡単に廃番にしないシャネルだから2000年以前の２極化(普及/高級のライン分け)する以前の芸術性の高い作品群もちゃんと存続させている。 香水も色々。この棲み分けもある意味、厳しくなった香料事情や世代交代して変化していく顧客のニーズを考えたらある意味正常進化と思えるようになった。 10年少々前、浦島太郎状態だった私は、この理解に至るまでにずいぶんかかってしまったんだけど。 で、身だしなみ用品としての香水とすればこのチャンスオーフレッシュオードゥパルファムは十二分によい香り。 この手の香りをモテ香水だとかお風呂を思わす低級な香り(？)扱いし、あるいは言及するだけでも沽券に関わるみたいな風潮が香水マニアの中に一部ではあるみたいだけど(自由だし、私も倦厭してた時があるけど)、 それはちょっとどうなのかな・・・ と最近私は思う。 香水も色々、用途も色々。 こういう香りを欲する時も普通にある。 ニッチですら、チャンスシリーズにかなり似た香りを、ラインナップにしれっと加えてるくらいだしね🤭 ボトルデザインにも言及したかったけどまぁいいか。 チャンスの対象年齢から一億光年離れてる私ですが、これからも時々使います。 そしてこっそり言うと、シャネルの普及ラインでもう少し上質感をと・・・なると、あまりプロモーションしてないガブリエルエッセンスがいいと思います。けどこっちはお風呂っぽくない純粋フローラルだし、チャンスシリーズほどの万人受けではないのかな。 #香水 #フレグランス #2023年発売 #チャンス